初めて虫を掴んで気づいた、”出来ない人”に一番優しくなれるのは”出来なかった人”であるということ

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―終礼10分前―

上司
悪いんだけどさ、今日残業頼める?
つちまる
はい、何でしょうか
上司
明日お客さんに見せたいものがあるから、今から展示してあるカエルと水生昆虫を別容器に移しといてほしい
つちまる
分かりました。
上司
それと、カブトムシの幼虫も捕まえてきてほしい。
つちまる
はい分かりまし・・・ファッ!?カブトムシを今からですか!!?

 

こんにちわ。

今日は残業でカブトムシの幼虫捕獲だったり、カエルやヤゴといった生き物を素手で他のかごに移す業務を命じられました。

いままでぼくはいろんな仕事をしてきて色んな残業をしてきたのですが、これほどにゲーム感のある残業を命じられたのは生まれて初めてでした。

そして、こんな残業をすることになる人はそうそういないでしょう(笑)

 

ちなみに上司の方はサラッと指示を出していますが、ぼくは幼少期のころから虫を捕まえたりしたことはほとんどありません。

せいぜい近所の公園のセミを虫網で獲ったりしたくらいです。

そのくらい昆虫とか生き物には無縁な人生を歩んできました。

 

このゲーム感のある残業、何が一番のハードルかと言いますと、ぼくは虫をはじめとした生き物が大の苦手であること。

仕事を始めて2か月たった今でも虫を触るのはかなり抵抗があります。

ありがたいことに先輩の方も手伝ってくれたおかげでミッションコンプリートは出来たのですが、ぼくにとっては虫をつかむだけでもハラハラドキドキものでした。

 

できないことは無理しなくていい。けど、、、

まずはやってみたいかどうか自分に問いかける

自分にとっては結構ハードルが高い「虫をつかむ」ということ。

虫って気味が悪いから掴むのも抵抗がある。

けど、掴んだ時にどんな感触なのか、気になっている自分もいる。

無理だと思ったことに直面した時、まずぼくはそれ自体に興味があるかどうかを自分に問いかけました。

 

自分は興味があるし何のためらいもなく虫を素手で掴めるようになりたい。

そしてそれを子どもたちに見せて渡してあげたい。

そんな願望が自分の中でありました。

 

ぼくはできないことは無理にする必要はないと思っています。

けど、できないこととやってみたいかどうかはまた別問題。

まずは自分がやってみたいかどうかを自分に問いかけるようにすることが大事ですね。

 

「できない」と嘆く前に「できる」ことを見つける

とはいえいきなり最終形のビジョンを実際にやれと言われるのは酷な話です。

ぼくだって子どもたちを案内している最中にいきなりトンボが出てきたとしても素手で掴むという選択肢はとれません。

そんな時はまず目の前の問題を細分化して出来ることから始める、という努力からしていきます。

ぼくの「生き物が触れない」問題の場合だと

  1. 他人が捕まえている生き物を触ってみる
  2. 噛むなど痛いことをしない昆虫(カナブン、テントウムシ、バッタ等)を手のひらに載せる
  3. 噛んだり痛いこともする昆虫(カマキリ等)を手のひらに乗せる
  4. 危害を加えない動物(カナヘビ、カエル等)を手で掴む
  5. 掴み方に気を付ければ問題ない動物(ヘビ等)を手で掴む
  6. ゴキブリを素手で握りつぶす

こんな感じになります。

ちなみに現在のレベルは今日の残業を経てようやく2になりました。

最高ランクはぼくがやりたくないことなので6はあってないようなものです。

 

出来ることからやっていこう

自分ができると思えることから取り組んでいけばいつか必ずできるようになると思っています。

出来ることから真摯に取り組んでいけば誰かが助けてくれるでしょう。

ぼくも今日、一緒に同伴してくれた先輩の方から掴み方のコツとか色々と助けてもらいました。

 

”出来ない人”に最も優しく出来るのは”出来なかった人”

「できなかった」からこそ味わえる気持ちがある

仕事を終えた後、先輩から言われたことが印象に残っていて、

先輩
出来なかったって経験が実際にできない子がいたときに一番寄り添えると思えるからさ

これを言われたとき、生き物をまともに触れなかったぼくだから寄り添える子っていうのが必ずいるんだな、ということに気付くことが出来ました。

 

ぼくが生き物をまともに触れない理由は

  • 気味が悪い
  • 噛まれたり刺されたりするのがイヤだ

というのがあります。

 

しかし反面、虫が大好きな子たちにしてみたら

  • 独特の感触が心地いい
  • 噛まれても刺されても死ななきゃいいのさ

と考える人もいるでしょう。

恐らく彼らはぼくら「生き物苦手な人」の気持ちが理解はできても分からないと思います。

そして反対にぼくも「生き物大好きっ子」の行動は理解できても寄り添うのは簡単ではないです。

 

「出来なかった」→「出来た」で終わらせない、その過程で感じた心境を大切にしたい

だからぼくはできない子たちに寄り添えるようにするためにできなかった当初の気持ちを一番大切にしたいと思っています。

そして同じくらいに自分が実際にやってみた時の感想も大切にしたいです。

実際に生き物をつかんでみて思ったことが

  • 想像していたのとは違う感触だった生き物がいた
  • 実際に掴んでみるとなんてことない、「掴まず嫌い」だった

というのが正直なところでした。

もちろん中には「出来れば触りたくない」って生き物もいますけど、「触った」と経験が出来たのはすごい大きかったと思ってます。

 

その一つ一つの過程で感じたことを子どもたちに伝えられることで少しでも興味を引き付けられるといいな、と思えた出来事でした。

 

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