環境教育のお仕事ってどんなことするの?入社3か月目のペーペーだけど就活生に一から説明してみる

スポンサードリンク

こんにちわ。

早いもので、移住して新しい仕事を始めてもう3ヶ月になります。

まだまだ新人気分は抜けてませんが(←ヤバいw)精一杯頑張って過ごしております。

 

さて、ぼくが今仕事でやっている自然体験を提供する仕事というのは、大枠に入れるなら”環境教育”と呼ばれるものです。

ぼくが周りの人に自分の仕事について説明すると、大抵は初めて聞いたような反応だったり理解されなかったりします。

まあそりゃ「こんな仕事あったんだ…」って反応にもなりますよね。

ぼくも大学生の時はこの仕事の存在を知らなかったので。

 

環境教育というものについて知らない人も多いだろう、ということで今回は「環境教育のお仕事について」の記事です。

つい先日大学生の就職活動が解禁されたということで大学生の就活の参考になる形で説明していこうと思います。

ここでは

  • そもそも環境教育ってどんなものか
  • 主な就職先
  • 入社3か月目のぼくが感じている仕事のやりがい
  • 主な仕事内容一例
  • 向いていると思われる人

の5つについて触れていきます。

 

環境教育の概要

現在、温暖化や自然破壊など地球環境の悪化が深刻化し、環境問題への対応が人類の生存と繁栄にとって緊急かつ重要な課題となっています。豊かな自然環境を守り、私たちの子孫に引き継いでいくためには、エネルギーの効率的な利用など環境への負荷が少なく持続可能な社会を構築することが大切です。そのためには、国民が様々な機会を通じて環境問題について学習し、自主的・積極的に環境保全活動に取り組んでいくことが重要であり、特に、21世紀を担う子どもたちへの環境教育は極めて重要な意義を有しています。

文部科学省より

まあ要するに地球温暖化をはじめとした環境問題について自然体験だったり環境保全活動を通して学んでいく、というのが概要になります。

 

地球の環境がヤバい、というのは誰でも知ってるでしょう。

けど、日ごろから環境保護のことを意識して生活している人がそのうちのどのくらいいるのか、って話です。

それを自然体験などを通して自然の大切さを知り、地球に生息する他の生き物に対して思いやりを持てるようにしよう、という学習方法と考えてください。

 

環境教育ができる就職先

しかしその馴染みのない環境教育のお仕事、いったいどこでやってるのか??という話です。

ぼくも調べるまで全く知りませんでした。

細かく区分分けするともう少し種類はあるのですが、大まかに分けると就職先は3つに分かれます。

  • 自然学校
  • ビジターセンター・ジオパーク
  • 青少年施設

施設によっては植物園だったり水族館とかでも教育的観点でやっているかもしれませんね。

ただ今回はこの3つに絞って説明します。

 

自然学校

子どものころからキャンプとかアウトドアが好きだった方であれば一度はお世話になったこともあるかもしれませんね。

環境教育業界の大部分はこの自然学校が占めるかもしれません。

 

仕事内容は

  • トレッキング、カヌーなどアウトドアアクティビティの提供
  • キャンププログラムの実施
  • 山や海など現場での環境学習

がメインになってきますね。

 

ぼくもいくつかの自然学校の求人を見てきたのですが、自然学校って方向性が

  • アウトドアアクティビティの楽しさを知るための施設
  • アウトドアアクティビティを通して環境学習も織り交ぜる施設

の2種類に分かれるような印象があります。

ぼくの場合は、自然体験を通して環境問題にまで関心を持ってほしいと思っていたので後者の方向性をもったところを軸に就職先を選びました。

 

ビジターセンター・ジオパーク

ビジターセンターっていうとあんまり聞き覚えが無いかもしれませんね。

ビジターセンターやジオパークの役割は自然の仕組みやつながりを展示を通して知ってもらうための施設。

いずれも国立公園の敷地内に構えていることが多いです。

↑栃木・那須高原にあるビジターセンターの展示。ここではお勧めのウォーキングルートをパネル操作により教えてくれる。

 

ここでは同列に扱っていますが、ビジターセンターは国立公園の自然全体に触れていて、ジオパークの方は地質学の観点に重点を置いている印象がありますね。

他にも国立公園内のガイドウォークの企画運営もしているそうです。

 

青少年施設

小学生、中学生の時に林間学校ってあったじゃないですか。

ああいう宿泊施設でも、施設主体でキャンププログラムなどを運営していることがあります。

ただ、こういう施設は教育という点にかなり重点を置かれているのでがっつり野外活動、とはいかないみたいです。

 

実際にぼくの知り合いでもこういう施設で働いている方から聞いたのですが、こういう施設って国が運営しているところも少なくないので出来ることに制約がかなり大きいのだとか。

「アウトドア中心にやりたい!」という方にはちょっと向かないかも。

 

環境教育の仕事内容一例

ここからは実際にぼくがどんな仕事をしているのか、という紹介です。

あくまでぼくが携わったことがある仕事なので施設によってはやったりやらなかったりする仕事もあったりしますので、あくまで参考程度にとどめておいてください。

 

フィールド保全・整備

山の中の歩道の階段が壊れていないか、草が生い茂りすぎてお客さんが歩きにくくないか、などなどお客さんが自然の中で過ごしやすくするためにフィールド内を整備します。

また、森林って実は人の手入れがあって維持できるものなのでよりたくさんの生き物が棲めるようにするためにいろいろ工夫したりもします。

これが力仕事で相当しんどいんですよー。

 

クラフト材料の仕込み

以前当ブログでも触れたことがある、ネイチャークラフト。

これの材料を仕込む作業です。

木材を切断したり、穴をあけたり、表面をベルトサンダーで削ったり。

これが地道で結構大変なのですよー。

 

森の中のガイドウォーク

お客さんを森の中へ連れて行ってお客さんへ解説するお仕事。

森に入るお客さんからよく聞かれるのが「今の時期は何が見れるんですか?」ってこと。

自然にそんなに詳しくないお客さんに対して説明してあげたりすることでお客さん自身も理解できて楽しくなるし、何より途中で虫とか捕まえて見せてあげると子どもたちは大喜び。

詳しくはこちら

森の中を歩くのにガイドさんをつけるメリットって??ガイド側の目線で解説してみます

 

キャンププログラムの運営

大人も子供も楽しくなるキャンプイベントの運営もしています。

キャンププログラムによってはトレッキングだけでなくカヌーやったり、気球に乗ったりすることもあるそうです。

ちなみにキャンプの日の晩御飯は毎晩カレーライスです。

カレーライスが嫌いな人にとっては地獄の業務にしかならないでしょう。

 

ちなみにぺーぺーのぼくは、キャンプ中は基本裏方に回って作業しています。

子どもたちと一緒に遊んだり、というのはもちろんしますけど最前線に立ってやるのはもう少し後ですね。

 

キャンプのお仕事、というと周りは「楽しそう♫」なんてことを言われるのですが、

具体的な数字にすると2日連続で14時間労働をやってるのと同じですからね。

楽しいお仕事でも長時間労働は大変っす(^◇^)

 

学校施設の団体対応

うちの職場では学校団体も結構な数を受け入れていまして、授業の一環としてキャンプやったり、アウトドアクッキングでカレーを作ったり、森の中を散策したりもしています。

幼稚園・保育園の「お泊り保育」も受け入れてますね。

担任の先生も同行してくれるのでそんなに子どもたちと関わる必要がなくなります。

 

環境教育の仕事のやりがい

就活生の誰もが気になるであろう、仕事のやりがいについてです。

そもそもやりがいっていうのは自分で見つけるものであって企業に求めるものではないので書くこと自体ナンセンスな気もするのですが、

まあぼく自身のアウトプットも兼ねて書きます。

 

自分自身が自然体験を楽しめる事

自分が楽しいって思えることじゃないと心から他の人に楽しいことは伝えられません。

参加者の人を楽しませるのはもちろん大事ですが、まずは自分が楽しむこと、これが一番だと思ってます。

そう振り返ってみると、ぼくはこれまでの業務の中で自然体験で心から楽しんでいたかなー、って反省することもあります。

自分が楽しめればそれに釣られて他の参加者の方も自然体験を楽しんでくれる、そう思ってます。

 

子どもたちの喜びを間近で見られる

みなさんも小さいころ、カブトムシを捕まえるのに一生懸命になったように子どもたちも小さな虫一匹捕まえるのにもものすごい集中するわけです。

その末に捕まえたときはもう大はしゃぎ。

男の子
見てみて―!コガネムシ捕まえたー!!

ってはしゃぎながらこちらへ駆けつけるわけです。

 

子どもたちが捕まえたときだけでなく、一緒に歩いているときに自分で捕まえて子どもたちに見せたときに興味を持ってくれると嬉しくなりますね。

子どもたちを喜ばせられたときっていうのがやりがいを感じられますね。

 

自然の変化を間近で見れるとき

この仕事をしていると毎日森の中に入ります。

そうしていると、少し前まできれいに咲いていてお花が今日見てみたらもう無くなっていた、なんてことを頻繁に目にします。

昆虫にしてもそう。

ちょっと前まで全然いなかったのに今日草むらを見てみたらバッタが飛んでいた、なんてことよくあります。

 

この仕事始めてから自然の変化にはすごい敏感になりましたね。

そしてその変化を見つけたときはちょっぴりうれしくもなりますね♪

 

大人の人からの「こんなの初めて見ました」と言っていただける声

うちの場合はお客さんの大半は子連れのファミリーになるのですが、お父さんお母さんも一緒に楽しむプログラムもありまして。

特に小さいころに自然体験とかしたことない大人の人って結構いるんですよ。

そういう人たちにもいろいろ見せてあげたりするといい反応が返ってくるんですよね。

 

先日も家族対象のキャンプでホタルを見に行くプログラムの時に、ホタルを見たこと無いっていうあるお母さんから

お母さん
キレイ!こんなの初めて見ましたー

って感動した言葉を聞いた時はほっとしますね。

自然体験って大人の方でも楽しめるんだな、って再認識できます。

ちなみにぼくも、このお母さんと同じくホタルをこの時に初めて見ました。

 

大人にしても子供にしても、提供するコンテンツに対して喜んでくれたり感動してくれるシーンをその場で見たら「やってよかったな」って思いますね。

 

こんな人が向いている!?

じゃあ環境教育の仕事をするにあたって必要な適正は何か?という話です。

3か月間取り組んでみて思った適正としては

  • 人(特に子供)が好きである
  • 大勢(10-30人くらい)の前で話すことに抵抗が無い
  • 虫や生き物を触れる

ではないかな、と思います。

求人票なんかには「コミュニケーション力がある人」とか「責任もって仕事に取り組める人」なんていう無個性なことがつらつらと書かれていますが、

それらはやってくうちに身に付ければいいです。

 

人(特に子供)が好きである

「教育」という文字が付くだけあって、この仕事はあくまで対人での仕事。

自然と触れ合う、というのはあくまで伝えるための手段にしかなりません。

特に子供を相手にする仕事になることの方が圧倒的に多いので、「子供がちょっと苦手で、、、」という人には厳しいかもしれません。

 

大勢(10-30人くらい)の前で話すことに抵抗が無い

学校団体などを受け入れるということもあり、一度に大勢(だいたい1クラス分であることが多い)の人の前で説明することが多いです。

大勢の前で話すのが苦手って人はそういうシチュエーションもあることをちょっと覚悟しといた方がいいかもしれません。

 

けど、これはぶっちゃけ慣れます。

ぼくだって学生時代なんかは大勢で話すのとかありえない、って感じでしたけど社会人を5年もやった今ではなんともないですからね。

 

虫や生き物を触れる

森のガイドウォークとかしてる時に、自分で虫を子どもたちに見せられるとすごい楽しいですよ。

「どんな反応が来るかな?」って想像するのとか。

 

「環境教育に興味あるけど、虫はちょっと苦手だなー」って人もいると思いますが、大丈夫です。

ぼくは仕事するまでは虫とか全然触れなかったです。今ではちょっと小さいカエルとか、親指サイズの昆虫くらいなら普通に手で掴めるようになりました。

 

意外だったのが入社前の段階で虫とか触れなかった人って先輩社員の中でも結構ザラにいること。

そんな方々でも今では普通に虫捕って子どもたちに見せたりしてるのでやってくうちに慣れるもんです。

 

おわりに

というわけで、環境教育のお仕事についての説明はこれで終わり。

結構ニッチな業界なのか、なかなかネット上に情報が無かったりするんですよね。

ぼくも就活の時結構困りましたもん。求人を掴むのすら一苦労でしたからね。

この記事はあくまでぼく個人の意見も含めた、業界の中でもほんの僅かな情報しかないですが、興味がある方の参考になればいいなと思ってます。

スポンサードリンク