自然体験がもたらすもの、自然体験だからこそできることについて

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つちまる(@tcdtkhs)です。

このブログの色んなところに書いている通り、ぼくはいま自然体験を子どもたちと取り組む仕事をしています。

しかし、時々こんなことを思ってしまう時があるんです。

つちまる
自然体験って子どもたちが楽しむ以外で行う意義ってあるのかな・・・

 

やってる人間がこんなことに悩むの?とか突っ込まれそうですね。

けど正直なところこれがいまのぼくの本音。

ぼくらスタッフ、そして参加してくれる子どもたちが楽しいと思っているからやっているだけなのか、

「楽しい」というその先に何を見据えて取り組むのかが見えていない状態です。

 

とはいえ、仕事である以上さすがにこの心境で取り組むのはまずいと思ったので「自然体験とは何か?」というところから勉強することにしました。

 

そして、勉強していくうちに「自然体験だからこそ得られること」というぼくにとってジャストな内容を見つけたのでそれについてぼくの経験も交えながら解説していきます。

 

自然体験に期待できること

自然体験はただの娯楽でしかないのか、それともちゃんと教育的なアプローチも見込めるのか、

この仕事を始めたときからいくつか「こういうことは見込めるのではないか」という仮説レベルで、

子どもたちの成長も見込めるのではないかと思っていたのですが、いまいち実感が得られませんでした。

 

自然との距離を縮める

今の時期ですと、クワガタ・カブトムシを捕まえるという体験がまさにこれに当てはまるのではないかと思います。

昆虫図鑑だったりお父さんお母さんの話からカブトムシやクワガタが夏の山に生息しているということは知ることが出来ます。

 

しかし、この段階ではまだ野生の姿を見ていないので本当に山にいるのか、実は夏でなく冬にいるのではないか、

そして山のどのあたりにいるのかは全く分からない状態です。

この段階ではまだファンタジーのお話と言っても過言ではないでしょう。

 

ですが、夜の森に樹液を吸っているカブトムシを見つけたり、クヌギの木を蹴ってみたらクワガタが落ちてきた、という体験をしていくことで子どもたちが事実として認識できるようになるわけです。

 

多様性と変化を実感できる

ぼくらの生活空間の中には〇□△といった、決まった形の物だけがあるはずです。

しかし、自然界にはきれいな○□△の形をしたものはほとんど存在しません。

石ころみたいに表面がゴツゴツしていて○とも□とも言い表せなかったり、

葉っぱみたいに言葉では言い表せない形のものもあります。

 

また葉っぱは夏は緑色で柔らかいですが、秋になると茶色になってパリパリに硬くなります。

このように自然の物は常に変化し続けます。

色々な形、色、状況、自然界にはそんなものが沢山あふれています。

そういうものと触れ合うことで多様性と変化を実感できる機会です。

 

感性を研ぎ澄ませられる

感性、要するに五感を使って体験させることで子どもたちの感性を磨くことが出来るということです。

実際にザリガニを触ったことのない子どもたちに触らせてみると

こどもたち
思ったより硬いんだね~

と驚かれることは少なくありません。

 

触ってみるのはもちろん、聴いたり見たり嗅いだりすることもアプローチの一つです。

ネイチャークラフトでヒノキの木をのこぎりで切った後に匂いを嗅がせてみたら

こども
なんかおうちの匂いがするー

という風に表現していましたし、

 

木の枝にいるナナフシを探させたりすることでこどもたちはどこに何がいるのか、必死になって探します。

見つけたら「敵に見つかりにくくするためだよ」と教えてあげることでナナフシが自然界でどんな生活をするのか想像が出来るようになります。

 

こんな感じで、自然体験によって完成を研ぎ澄ませられるようになるんですね。

 

自然と自分の”つながり”を実感

森の中をお客さんに説明するとき、一定年齢以上の方には”萌芽更新”について説明をします。

萌芽更新

樹木の伐採後、休眠していた芽を育てて新たな森林をつくること。

萌芽更新をさせることで伐採した木を活用しつつ、新たな森を作るためにその切り株から若い木を育てるというものです。

 

その伐採した木は薪・炭となり、ぼくたちの生活を支えてくれる資源となる、ということを説明します。

実際に飯盒炊飯の際に使われる薪・炭は敷地内の木を伐採したものです。

 

このように、自然の中の資源をぼくたちが使っている、ということを実感することになるのです。

 

自然体験がもたらすものについてまとめ

ということで、自然体験から得られること、出来ることとしては

  • 自然との距離を縮められる
  • 多様性と変化を実感できる
  • 感性を研ぎ澄ませられる
  • 自然と自分のつながりを実感できる

ということです。

 

普段生活していて自然と自分の関係を考えることってまず無いです。

けど、自然の中で見て、触れて、過ごしていることで「自然の中の自分の立ち位置」とか「自然に自分たち人間は生かされているのだ」ということを感じられます。

 

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