内向的な性格のつちまる(@tcdtkhs)です。
お話ししたことがある方は分かると思いますが、ぼくは結構内向的で大人しい性格です。
バリバリ他の人と積極的に関わりに行って、という性格の人は羨ましいと思うのですが、どうも自分には合わなくて。
そして無理してそんな風にしなくてもいいことに気付きました。
さて、ぼくが自分のコミュニケーションの取り方を掴みつつある過程で一つ分かったことがあります。
それは、内向型人間にとって世に出回っている大半のコミュニケーション本は役に立たない、ということです。
いや、内向型であろうとそうでなかろうとコミュニケーションをとるうえでの根柢の部分は同じなので読んでも何も得られない、と全否定まではしません。
しかし大半のコミュニケーション関連の書籍って外向型の人向けに書かれていたりするので簡単そうに書かれていることでも結構難しかったりします。
この記事の目次
内向型ってどんな性格?
どんな性格を内向型というのかはだいたいみなさんも予想はついてると思うのですが、一応ここで箇条書きに内向型の人の性格を洗い出してみます。
- 物静かで大人しい
- 人見知り
- 大人数の場が苦手で、どちらかというと一人でいる方が好き
- 自分から話しかけるのが苦手
- じっくり考えてから動く
- 気心の知れた人にしか心を開かない
こんな感じでしょうか。
ぼくの性格を洗い出したようなものですが、こんな感じの性格の人って結構多いと思います。
内向的な性格の人にとって役に立たない2つの理由
どうして内向的な性格の人には参考にならないのか、理由は2つあります。
著者の価値観と根本的に違う
内向型の人と外向型の人の価値観・考え方は根本的に異なります。
そのため必然的にコミュニケーションの取り方も変わってくるわけです。
そして実際にコミュニケーション本の大半は外向型の人の考え方をベースに書かれています。
つまり、内向型であるぼくらには肌が合わないわけです。
サッカーだってチームにスピードのある選手がいるのといないのでは戦術が変わってきますよね。
サッカーチームに適した戦術があるように、その人に適したコミュニケーションの取り方があるんです。
簡単そうに書かれていることすら難しい
例えば、本によく書かれているのが「相手の顔をしっかり見て話しましょう」ってあります。
しかしそもそも親しい人以外の人と話すのが苦手な内向型の人にとってはこれすらも難しいわけです。
緊張してしまって相手を見るのですらしんどいわけですからね。
他には「雑談の持ちネタをたくさん仕入れましょう」っていう基礎中の基礎ともいえる内容。
しかし考え方の特性として内向型の人ってなんでも興味を持つようなタイプじゃなくて、自分が興味あることを深堀して突き詰めるタイプの人が多いみたいです。
アニメオタクの人で内気な人が多い(イメージがある)のはこういう考え方があるからなのかな。
だから内向型の人にとって広く浅く情報を集める、というアドバイスは的を得ているようで実は相性の悪い考え方なんですよね。
そういうわけで、考え方が根本的に違うわけですから下手に取り入れようとすると却って大恥をかく羽目にもなります。
(これはこれでいい経験になるのですけどね)
まずは自分が内向型である、という自覚がある人は外向型の人とはそもそも頭の出来(優劣とかじゃなくて)が違うということから受け入れましょう。
内向型の人に向けたお勧めのコミュニケーション本
コミュニケーションを向上させるならじゃあどうするの?って話ですが、
内向型の人を対象にした書籍がちゃんと出ているのでそちらを読んだ方が納得できることも多いでしょう。
オススメは元リクルート営業マンの渡瀬謙さんの書籍。
この方は自身を「口下手」「内気」と言っているにもかかわらずリクルートという超バリバリの営業会社で成績一位を取ったこともあるというものすごい方。
こちらの 内向型人間の人づきあいにはコツがあるという書籍には内向型の人が他人とどうやって距離を取ればいいのか、内向型の特性を上手くコミュニケーションに生かす方法について書かれています。
同じく渡瀬さんの書籍でお勧めなのがこちら。
こちらは楽しく雑談する方法を内向型の目線で書いてくれている本。
他のビジネス書では全然ノウハウを取り入れられなかったのですが、こちらの書籍の中に書かれていることは自分でもできるかも?と思えるようなことが結構ありました。
というわけで次回は、「内向型人間が取るべきコミュニケ―ションの方法」をお送りします。