栃木のど田舎に引っ越してもうすぐ1年、つちまる(@tcdtkhs)です。
気が付いたら以前住んでいた名古屋から栃木のど田舎へ移住して、もうすぐ1年が経ちます。
というわけで、「田舎暮らしってぶっちゃけどうなの?」という感想的な記事を書きます。
「田舎暮らし興味あるけどやっぱり不安だな」とか、「田舎暮らしについてよく聞くこの話、本当なのかな」みたいな部分に触れているので、
田舎暮らしするかどうかで悩んでいる方の後押しになればいいな、と思います。
この記事の目次
田舎暮らしのメリット
まずぼくが感じている田舎暮らしのメリットについて書いていきます。
満員電車とは無縁である
そもそも人が少ない田舎ですから、満員電車に乗ることがまずありませんし、そもそも電車がありません(笑)
通勤は毎日車なのですが、道もいつもガラガラ。
スイスイ通勤できるのでストレスフリーな生活が出来ます。
部屋が広々としている
土地が余っているのか?部屋は都市部よりも断然広いです。
ぼくが住んでいる部屋は2Kの部屋、そもそも今住んでいる自治体の物件は2部屋が標準スペックなので、一人暮らしにしてはスペースを結構持て余しています。
なので、家具を好きなだけ自由に置けるというメリットがありますが、物が増えるので散らかって大変だったりします(笑)
お金を使う機会が少ない
都市部に比べるとお店が少ないということもあり、お金を使う機会がだいぶ少ないです。
都市部に住んでいると、通勤途中にいろんなお店があって帰りにふらっと立ち寄って気が付いたら買い物してた、なんてことあると思います。
しかしぼくの場合、通勤の道にはコンビニすらありません。
お金を使う機会が減るので必然的に出費が下がります。
お金を使う場があると使ってしまうし、お店が無くお金を使う機会が無ければ使わなくても何とかなるものだな、と田舎暮らしをしながら感じています。
騒音に悩まされない
車の通りが本当に少ないこともあり、騒音に悩まされることがありません。
日中から夜まで静かに過ごすことが出来ます。
都会にいたころは意識してないだけで意外と騒音に消耗していたんだな、と気づかされました。
強いて上げるなら、騒音がない反面鳥の鳴き声が響き渡ります。
それがウグイスのようなきれいな鳴き声だったらいいのですが、実際に聞こえてくるのは「ガーッガーッ」という獣のような鳥の鳴き声です。
そこがたまーに気になりますがね。
自分の時間を作りやすい
東京勤めだったころは、往復2時間かけて家賃55000円の千葉から通っていた。今は車で往復30分、家賃39000の栃木のど田舎に住んでいる。
家賃の差額は車の維持費で相殺されるから出費はほぼトントンだけど、
1日あたり1時間半の往復の通勤時間の差は、作り出せないことを考えると東京勤めは効率が悪い— つちまる (@tcdtkhs) 2018年2月23日
東京で仕事していたときは、毎日往復2時間かけて満員電車に揺られて通勤していました。
当時は松戸市の55000円の部屋に住んでいました。職場は日本橋だったので到底そこに住むのは無理があります。
HOME’Sによると、当時の職場の最寄りの水天宮前駅の1K・1DKは10.12万円
一方現在は39000円の物件に住んでいて、通勤は往復30分。
16000円の家賃の差額はプロパンガスによる光熱費の高さと車の維持費によって相殺されてしまいますが、毎日1時間半の通勤時間の差は東京勤めだった時はねん出することはできません。
当時と比べて毎日1時間半も自分の時間を有効に活用することが出来るのです。
田舎暮らしの本当?ウソ?
田舎暮らしに関する話はいろいろな話が飛び交っています。
「これ本当なの?」という気になる部分について答えていこうと思います。
賃貸・家が安いって本当??
田舎暮らしのメリットとして真っ先に思い付くと思われるのが、家賃が安いということ。
確かに都市部に比べると相場は安いです。
ぼくが住んでる部屋は2Kで39,000円、名古屋で同等の物件を探すと6、7万くらいはすると思います。さらに東京だと6万出してもせいぜいうさぎ小屋程度でしょう。
家賃の安さは本当に恩恵を受けています。
ただし、田舎は物件がそもそも少ないので選択肢がかなり少ないです。
ぼくが物件選びの時に見せてもらったのはたったの3軒。しかも3軒とも同じ大家さんだったので家賃交渉の余地がありませんでした。
加えて、最低でも2部屋物件からだったりするので一番安いところでも3万台後半からになると思われます。
よくネット上では「1-2万程度で家が借りられる」という意見が見られますが、物件が少ないこととそもそも家の間取りが広いことから1-2万程度で借りるというのはかなり難しいでしょうね。
田舎は人がいい??
これもよく聞く話です。
確かに現地の人は温かい人ばかりではあります。
ぼくは大家さんの家が近いということで毎月の家賃を手渡ししているのですが、毎度毎度ぼくが訪れるたびにコーヒーを出してくれます。
その地域のお話だったり、生活の助けになるようなことを毎度教えてくれてます。
しかし、別にこれ地方だからとかではなくて日本人がそもそもお人好しな人種だと思うのであまり関係ないのではないかと思います。
都会でもいい人はいっぱいいるし、地方でも人が悪い人も多分いる。
日本に住んでいる限りは人の温かさに触れられる機会はたくさんあるでしょうから、この辺は参考にならないでしょうね。
田舎の人は閉鎖的??
地方は閉鎖的ではないか、と言う話もよく聞く話です。
よそ者を受け付けないとか、そういう話は聞きますよね。
これも地域によりけりだと思うので断言はできませんが、
少なくともうちの地域においてはあまりそういう感じは受けませんでした。
むしろ「愛知からはるばるよく来たねぇ~」と言っていただきます。
地域の夏祭りに顔出した時は「愛知から来たんですか!?」とイロモノ扱いされたりはしましたが、排除的な感じは全く受けませんでした。
地域のイベントに参加しないとダメなの??
少なくとも自分は参加したことないですね。
一応夏祭りには顔出したりしたのですが、あくまで一お客さんとして遊びに行っただけなので。
もっと地域の人とズブズブの仲になったら参加せざるを得なくなるのかは分かりませんが、
そもそも地域のイベントがそんなに多くないですからね。
ぼくの自治体では、地域のイベントは年間を通してせいぜい夏祭りくらいです。
他にもあるのかもしれませんが、何も聞かされていません。
まぁそもそもぼくは地域イベントが開催されるであろう土日が仕事であることがほとんどなのであったところで行けないんですけどねww
車はやっぱり必要なの??
地方だと車は必須、よく聞く話ですよね。
確かにスーパー行くときは車を使いますし、通勤も毎日15分かけて車で通います。
不便にはなりますがネット通販を駆使するなり、車ではなく原付とかにすれば車無しでも生活は可能だと思いますが、
やはり雨風しのげて荷物も積み込めてスピードも出せる車があると便利です。
選ばなければ車も5万程度あれば買えるし、維持費も上手くやれば1万円以内に抑えられますからね。
やっぱり不便??
最初はいろいろ戸惑うことも多かったです。
地方でも当たり前のようにあったマクドナルドやすき家、ツタヤとか本屋がありませんでしたからね。
けどネットを上手く使えばこの不便さくらいは乗り切れます。
案外なくても困らなかったりしますしね。
虫は慣れる??
ぼくは1年では慣れませんでした。
何も対策しないと虫はうじゃうじゃ家の中に入ってきます。
仕事から帰って来たらドアには蛾とかハエがびっしりくっついていたりした時は「これ対策しないとヤバいな」って思いました。
かといってしっかり対策しても部屋にゲジがいたりムカデがいたりするので結構悩まされますね。
けどいざ駆除しなければいけない状況になったらやるのが人間なので虫けら程度で心配する必要は無いと思います。
おわりに
というわけでぼくが1年間田舎で暮らしてきて感じたことを書いてみました。
田舎暮らしの全てがいいことばかり、とは思いませんし、誰にでも適しているとも思いません。
ですが慣れれば思った以上に生活しやすい環境にはなります。
ぼくはこの1年暮らしてきて、田舎暮らしに対してはあまり悪いイメージは持っていないのですが、
中には実際に閉鎖的な自治体だったり、地域イベントに参加しなければいけない感じだったりするところもあるので本当に「自治体による」としか言えないのです。
そういう環境ではない分、ぼくは結構恵まれた自治体に越してきたんだな、と思っております。
コメントを残す