最近バードウォッチングブログになりつつあります、つちまる(@tcdtkhs)です。
今日は初めてバードウォッチングをする人に必要な道具、装備、あと知っておくべきマナーについて解説します。
野生の鳥を観察するというのは、面白いですよ。
バードウォッチングに必要な装備について
まずバードウォッチングの際にした方がいい装備について紹介します。
公園とか家の近所とかでもその気になればバードウォッチングは出来るので、これが無ければいけない、と言うことは無いです。
ただし森の中とか自然の中へ行くときはいくらか装備はしておいた方がいいです。
長袖・長ズボンは必須
季節に関係なく長袖・長ズボンの服装で行くようにしましょう。
特に夏ですと、虫刺されの抑制も出来るし日焼け防止にもなります。
実際にバードウォッチングは同じような姿勢で構えることが多いので、局所的に焼けたりします。
夏の強烈な日差しから身を守るためにも長袖・長ズボンは必須と言えます。
同様の理由で夏は帽子もあるといいですね。
履物は最低でもトレッキングシューズ
フィールドによっては、野鳥を探すために結構歩きます。
しかも足場が悪いケースも少なくありません。
そのため、トレッキングシューズなど歩きやすい靴で行った方がいいです。
フィールドによっては長靴で行くのもアリ(後述)
長靴もフィールドによっては選択肢にあり
ぼくは履かないですが、長靴も用意しておくに越したことはないです。
というのも、湿地などだとぬかるんでたりすることがあるんです。
それだけでなく、夏から秋にかけて、ヤマビルが生息するフィールドもあります。
ヤマビルに噛まれるのを防ぐのにも長靴は役に立ちます。
オススメは、日本野鳥の会プロデュースの長靴。
ひざ下までカバーできるほど長めにつくられているので干潟やぬかるみの場所でも心配せずに移動できますし、これならヤマビルに噛まれる気がしませんね(笑)
ただ実際に長靴だと機動力が落ちるのでオプションとして用意しておく程度にとどめておいて大丈夫でしょう。
バードウォッチングに必要な道具
さて次にバードウォッチングに必要な道具についてですが、
これも必需品と言うのはありません。
公園でベンチに座ってハトを見るのも立派なバードウォッチングの一つの形ですからね。
けど、道具があるともっともっと楽しくなりますし、見れる野鳥の種類も増えます。
双眼鏡
バードウォッチングするのであれば双眼鏡は必ずほしいところですね。
というのも遠くの野鳥を見つけられるだけでなくて、双眼鏡があることで道になっていないような場所を歩く必要が無くなるんですよ。
後述しますが、そういうところを歩くのはマナー的によくないですし、何より危ないです。
双眼鏡選びでお勧めの価格帯は1-2万円程度のもの。
3,4千円程度だと視界が暗くて見えずらいし、かといって5万以上もする高級な双眼鏡も必要ありません。
双眼鏡の選び方についてはこちら【双眼鏡の選び方】バードウォッチング、ライブ、スポーツ観戦にオススメの1機!
フィールドスコープ
ぼくは持っていないのですが、双眼鏡よりも高倍率なフィールドスコープを持つのも一つの手。
双眼鏡は8-10倍程度ですが、フィールドスコープであれば20倍以上の高倍率で見ることが出来ます。
ただし、20倍以上だと手振れがすごくて三脚必須になるので、機動力は落ちます。
森の中とかだと使いどころが難しそうだけど、湖を泳いでいる水鳥を見るのであればぜひ欲しいところですね。
一眼レフもしくは高倍率デジカメ
野鳥を見るからには写真もきっちり撮りたい!
であればカメラも必要になりますね。
一眼レフの方が撮りたいタイミングでシャッターを切れますが、高倍率のコンデジでもいいと思います。
実際に野鳥観察向けの一眼レフのレンズって結構しますからね。
コンデジであれば、実機を見た中だとNikonのB700とか使いやすそうですね。
高倍率コンデジの中ではかなりコンパクトな機種なので持ち歩きもしやすいですし。
ただし倍率を上げ過ぎるとフィールドスコープ同様、手振れがすごいので三脚はあった方がいいですね。
野鳥の撮影については別の記事に詳しく書いています。
フィールドノート
ちょっと玄人向けな持ち物になりますが、せっかく野鳥を見つけたのであれば記録として残しておくのも面白いかもしれません。
季節によって見れる野鳥は異なりますから、その時に残しておけば翌年にそれを参考に、また同じ野鳥に再開できる手掛かりになるかもしれません。
おすすめはコクヨのフィールドノート。
ぼくも使っているのですが、ポケットに入るサイズで持ち運びやすいですし、なにより表紙が硬いのでその場で書留がしやすい仕様になっています。
野鳥図鑑
「あんな綺麗な鳥見つけたけど、なんて名前なんだろう?」
バードウォッチングをやっているとそんな事態にしょっちゅう出くわします。
せっかくですから図鑑を1冊くらい持っていていると役立つと思います。
ぼくのオススメは、ナツメ社が出しているハンディタイプの図鑑。
この図鑑のいいところは、野鳥一個体の特徴を丁寧に解説してくれるので見分けがしやすいです。
それだけでなく、各野鳥のさえずりや地鳴きについても図鑑内に載っているQRコードをかざせば聞くことが出来るんです。
バードウォッチングするのであれば知ってほしいマナーについて
ここからはバードウォッチングのマナーについて説明します。
バードウォッチングと言うのは言い換えると、野生の鳥とのふれあいになってくるので野鳥だけでなく自然に対する思いやりが必要になってきます。
ここでは知っておいてほしいことについていくつか書いていきます。
心構えは「野生動物のおうちにお邪魔する」というスタンスで
まずバードをするうえでの基本的なスタンスとしては生き物のおうちにお邪魔している、という考えを持って行動することです。
市街地や公園ならまだしも、森の中とか自然の中になると人が出入りすることはかなり稀、そういうところは動物の世界なのです。
動物のおうちにお邪魔している、と考えるとやっちゃいけないことはだいたい見えてきますよね。
- 大声で騒がない
- ゴミを捨てたりしない
ぼく自身もバードウォッチング始めたばかりですが、このスタンスはいつまでも忘れないようにします。
道になっていない場所を歩かない
フィールドによっては人が歩けるようにするために道として整備されてたりします。
バードウォッチングの際はこの道から外れることが無いようにしましょう。
基本的に自然の中の野鳥は人に慣れていないことが多く、人の気配を感じると逃げてしまう野鳥もいます。
既に道として出来ている場所であれば周辺の鳥たちも割り切って生息しているかもしれませんが、道になっていないような場所にいる野鳥は人に対する免疫がほとんど無いと言ってもいいです。
例えばもし道を外れた先に見つけた鳥が逃げて、巣を放棄したら?
それだけでその鳥に悪影響を及ぼしてしまっています。
野鳥への影響だけでなく道になっていないような場所を歩くのは危険でもあります。
整備されていない草むらの中に入って、気づかずに毒蛇に噛まれるなんてことだってあり得る話です。
自分の身を守るためにも、フィールドの道を外れるようなことはしないようにしましょう。
エサによる誘因はNG
野鳥は自然の中では植物の種子を拡散するという役割も担っています。
鳥が食べた果実や種子、これが遠くでうんちとして落とされて、新たな命が芽吹くんですね。
しかしわれわれ人間がエサを与えるようなことをしたら?
お腹を満たした野鳥が果実や種子を食べる必要が無くなり、その植物は生息域を広げられなくなります。
話を盛るとその植物が絶滅する可能性だって無いわけではありません。
自然の摂理に反することになるのでエサによる誘因はNGです。
と思われるかもしれませんが、見れるかどうか分からないというのもバードウォッチングの醍醐味でもあります。
100%見れるのであればそれはバードウォッチングではないし、それで腑に落ちないのであればYouTubeなり動物園で見ればいいわけです。
周囲の人の邪魔にならないように意識する
野鳥を追いかけて夢中になってしまい、ついつい周囲への配慮に書いた行動をしてしまうことも考えられます。
バードウォッチングをするのであれば周囲への配慮も忘れないようにしましょう。
あり得そうなこととして
- 道のど真ん中に突っ立って観察を続け、通行人の邪魔になる
- 野鳥を追いかけるのに夢中で車が来ているか確認もせずに道路を横切ってしまう
- 立ち入り禁止エリアの中に入ってしまう
周囲への配慮も忘れないバードウォッチャーでいてほしいですね。
おわりに
ペットとしてインコとかの鳥を買うのもいいですが、バードウォッチングはあるがままの鳥の姿を見ることが出来るのが醍醐味です。
確かに野生の動物だから確実に見れる保証はありません。
しかし、見れたときの感動は計り知れないくらい大きい物です。
ぜひ野鳥をきっかけに自然の世界へ足を運んでみてください。
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