こんにちわ。
毎日自然の中を歩いていると昨日まで見かけなかった花が咲いていた、なんてことよくあります。
今日もギンリョウソウという、物珍しいお花を見つけました。

初めて見た花なのですが、すごい不思議な感じしませんか。
花びらだけじゃなくて茎まで白い。
ぼくは新たに見かけた花があれば決まって写真を撮るようにしています。
写真を撮ること自体が好きというのもあるし、後でその写真をもとに同定してその花について勉強しなきゃいけない。
けど、簡単に撮れそうに思える花の写真、実は撮影するってそんな簡単じゃないんですよ。
なにより一番の問題はね、ピントが中々合わない。
この記事では花の写真の撮影が難しい理由から説明して、それを踏まえて上手に撮れる方法を説明していきます。
この記事の目次
花の写真が撮りにくい理由
意外とピントが合わせにくい
今でも苦戦するんですが、花を被写体にするときってピントが意外と合わせにくいんですよ。
ぼくはこんな感じで一輪に焦点を絞って撮影することが多いのですが、

だいたい花の中心部の雄しべ雌しべの部分はピントが合わせにくくて写真撮影に時間がかかるんですよね。
細すぎて認識してくれないのか。。。
あとは花じゃない背景部分にピントが合ってしまう、ということも以前はしょっちゅうでした。
まあけどこれは解決策はあります。
花畑全体を撮ろうと思うと平凡な写真になりがちになる
もう一つ難しいのが辺り一面に広がる花畑を撮ろうと思うと、どうしても平凡に感じちゃうんですよね。
「みんな同じでどれが主役??」みたいな。
アクセントがつけにくい、というのがたくさん花が咲いている際の仇になってますね。
キレイな花の写真の撮り方
というわけでここでよりきれいに撮れる花の写真の撮り方に入ります。
正直ぼくも今でも試行錯誤しまくってますが頑張って発信していきます。
測光方式を中心に合わせる

カメラを勉強した人でも意外と見落としていそうなのがカメラの測光方式。
これをいじるだけでもだいぶ違います。
というか、ここいじっとけば「ピントが合わない問題」も8割がた解決します。
ここを中心部に合わせることで花を大きく撮影してもしっかり写るようになります。
ただ、それでも合わない場合って実際よくある。
そんなときはぼくは一旦自分の指紋にピント合わせてから、再度お花にカメラを向けます。
そうするとよりピントを合わせやすくなるのでこの方法はお勧めです。
花畑の際はズームにして撮影する
フィールド一面に花が咲いている景色を撮影するのって難しいですよね。
普通に撮影するだけだとなんかまばらな感じに写っちゃうし。
こういう時は望遠にして撮影するといいです。
望遠にする理由としては
- 撮影する範囲を絞ることで散漫な印象にならない写真になる
- 望遠にすることで生じる圧縮効果で花の密度を高くするため
の2点になります。
何も考えずに普通に撮ってしまうとこうなります。

どこを見たらいいのか分からず散漫な印象を受けますよね。
というわけで、左側の紫の花の集団に絞って望遠にして撮影することで

こんな感じで花が沢山咲いてるんだな、というのを表現できてしまいます。
なんで望遠で撮影するのかっていう話ですが、
望遠で撮影することで写真に圧縮効果が生まれるんですね。
で、その影響で花々がそれぞれ密集して重なり合うように写る、というわけです。

マクロモードにしてギリギリまで寄る
マクロモードを使用して撮影することでより近づいてもピントを合わせて撮影ができます。

ぼくが今使ってる高級コンデジパナソニック DMC-LX100-Kはマクロモードにしたら3cmでもピントが合わせられます。
この距離は、コンデジにおいては匹敵する機種が無い最高クラスのものです。
この写真においては、もう少し露出を上げて明るく見せた方が良かったかなぁ、って反省もありますが、
大きく見せたほうがよりインパクトのある写真になりますし花を撮影する上ではマクロモードは必須ですね。
コンデジで3cmいけるわけですから一眼レフとかもっとギリギリまで行けそう。
まとめ
というわけでまとめです。
- 測光方式を中央に焦点が合う設定にする
- 望遠モードの圧縮効果を活用する
- マクロモードを使う
花って動かないからすごい撮りやすそうなイメージがありますよね。
けど、突き詰めたら花の写真って奥が深いんですよ。
ぼくももうちょっと勉強します。