突然なにか物音がしたらとっさに反応します、つちまる(@tcdtkhs)です。
この記事を開いたということは、自分がなにか敏感であるという自覚があるのではないかと思います。
- 自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づく方だ
- 他人の気分に左右される
- 明るい光や強い匂い、ザラザラした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- すぐにビックリする
- 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
引用書籍:「敏感すぎる自分」を好きになれる本
これらの項目のいずれかに自覚がある方は、もしかしたらHSPと呼ばれる、敏感な気質を持った方々かもしれません。
ちなみに上の5つの項目は、ぼく自身全て当てはまる項目です。
ぼくも幼少期から色んな事に対して敏感で、気にしながら生きてきました。
今日は、「敏感な気質」HSPについての記事になります。
この記事の目次
HSPとは?
HSPというのは、”Highly Sensitive Person”の略で、和訳すると「とても敏感な人」という意味です。
HSPの人たちは以下の性質を持ちます。
刺激に敏感に反応する
五感が他の人よりも敏感な分、ストレス反応も大きく感じます。
例えば
- 他の人が気づかないような小さな音が気になる
- 冷暖房の効き過ぎに人一倍感じてしまう
- 腹痛や頭痛、疲労感などと言った体内で発生する痛みも感じやすくなる
このように、普通の人よりも敏感なため人一倍ストレスを感じやすい気質なんです。
人の影響を受けやすい
他人の気分に激しく左右されるのもHSPの特徴です。
HSPの多くは人の感情を汲み取ることに長けているといわれています。
そのため、他人の気持ちにしっかり寄り添い、深く思いやることができます。
余談ですが、ぼくはストレングスファインダー診断で出たの5つの長所のうち、3番目に相手を思いやることができる「共感性」が出ています。
しかし反面、周囲にいる人がマイナス(怒り、悲しみ)の感情を抱いていた場合、そのマイナス感情にとことん引っ張られてしまいます。
自分と他人の精神的な境界線が曖昧なのもHSPの特徴と言えます。
直観力があり、ひらめきが強い
HSPには優れた直観力を持っている人が多いとも言われています。
結論や答えに対して、根拠とか判断材料が少ない状態でたどり着けてしまいます。
と思ったら上手くいくし
と思って回避してみたら、案の定悪いことを避けられた、なんてことしばしばあります。
慎重で、自分のペースで行動することを好む
またストレングスファインダーの話ですが、ぼくの長所の1番目に出てきたのがこの「慎重さ」です。
感覚が敏感で些細な刺激にも鋭く反応でき、人の気持ちが分かるためにいつも神経を張り詰めてしまうHSPはどうしても疲れやすくなります。
そのため、休むために刺激の少ない、一人でゆっくりできる場所へ逃げ込みたくなります。
ストレスを少しでも減らそうとするために、自分のペースで動くことになります。
失敗を恐れるストレスから、慎重に行動するようにもなります。
このように、HSPの人は慎重でマイペースに行動することが多いのです。
HSPかな?と思うあなたへ。まずは受け入れることが第一歩
「私ってHSPかも?」そんなあなたはまず診断をしてみよう
ここまで読んでみて、「私HSPかもしれない・・・」と思われた方は、下の書籍にて簡単な診断ができますのでまずはやってみてください。
チェック項目は23個あり、そのうち12個以上が当てはまっていればHSPである可能性があります。
- 自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づく方だ
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所に引きこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強い匂い、ザラザラした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想にふけりやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにビックリする
- 短期間にたくさんのことをしなければならないとき、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
- 一度にたくさんのことを頼まれるのが嫌だ
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気を付ける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- 余りにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると不快になり神経が高ぶる
- 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 仕事をするとき、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子どものころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
ちなみにぼくは16/25個でしたので、自分でも予想していた通りHSP気質の人間でした。
ぼく自身に起きているHSPの症状
実際に診断してみてHSPなんだな、と自覚した項目がいくつかありました。
- 物音など周りの環境に敏感になる
- 周囲の人がどう思ってるのかすごい気になる
- 合わない肌着やスパッツを着ていると肌がかぶれる
- 仕事中、何をやるにしても先輩や上司が自分のやってることをどう思ってるのか気になる
- 森の中を歩いていて、急に「ガサガサ」と音がすると他の人よりも過剰にビックリする
- 人と話しているとすぐに疲れる。一人になりたい時間が無いとダメになる
- お腹すくと全然力が出ない。カロリーメイトを常備している
- なんか疲れやすい
この中でも特に気になるのが”物音”ですね。
変な音がすると何かヤバいのがいるんじゃないか、と気が気でなくなります。
特に森の中だとハチとかヘビとか、危ない生き物もいるからね。
自分がHSPであることを受け入れる
ぼくもこの症状のことを知るまではこれらのことをコンプレックスに思っていました。
- 他人の意見にすごく流されやすい
- 色んなところで神経張っていて疲れやすい
- 人の顔色とかすごい気になる
- ぶっちゃけ一人でいることの方が気楽だし好き
- 自分のペースを乱されるととことんまでパフォーマンスが落ちる
これって欠点でも障害でもなく、全部このHSPという気質の問題なんです。
だから「短所だから直さなきゃ」じゃなくて「自分はこういう性質だからそれに適した生活を送っていこう」と考えるべきなんです。
HSPだからこそできること
「長所は短所、短所は長所」という言葉があるように、先述した一見短所に見えることも長所になりえます。
例えば、敏感な直観力を上手く使えば小さな変化にも気づくことが出来ます。
また、「他人に流されやすい」というのも裏を返して言えば「他人に寄り添って考えられる」とも取れますよね。
このように、日常生活では生きにくい場面も多々あるかもしれませんが、他の人には持ってないものがたくさんあるのです。
さらに、「慎重さ」も仕事の場では大いに発揮できるはずです。
少しでもトラブルを減らしたいHSPの人にとって、事前に入念に準備をしたり、危険な作業であってもリスクを出来る限り減らして作業に取り組むことが出来ます。
HSPだからこそ出来る仕事、というのもまた多いのです。
おわりに
物音に敏感だったり、人目が物凄い気になったり、これってすごい生きづらいですよね。
けど、これって欠点でもなんでもなくて一つの個性だと思います。
右利きの人と左利きの人がいるのと同じような感じ。
ぼくはHSPに関しては「一つの個性なんだな」と受け入れられるだけですごい気が楽になりました。