ネットワークビジネスを辞める方法!辞めたいのならしつこい引き留めがあっても無視していい!

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MLMを辞めるにあたって1時間ほど説教?を受けました、つちまる(@tcdtkhs)です。

今日、珍しくブログ読者の方からお問い合わせがありました。

案件はネットワークビジネスの脱退の仕方について。

その方はやめる旨を紹介者に伝えはしたものの、強い引き留めにあったために後日直接会って話をすることになってしまったのだそう。

ぼく自身、ネットワークビジネスから足を洗ってもう3年が経とうとしています。

 

振り返ってみると、ぼく自身もネットワークビジネスを辞める際にしつこく引き留められました。

電話で30分1時間と延々と話を続けさせられ、、、

 

そしてブログではネットワークビジネスの体験談は語ったものの、辞める経緯についてはあんまり触れてなかったな、と思ったのでこのタイミングで書くことにしました。

もし今、ネットワークビジネスを取り組んでいたけどイヤになって辞めたいけど、、、と悩んでる方の後押しになればいいと思ってます。

 

ぼくがネットワークビジネスを辞めるまで

過去記事にある通り、ぼくはニューウエイズのワンダーランドとリゾネットの二つのMLMを経験しています。

この二つともで辞めるにあたってしつこい引き留めに遭いました。

ワンダーランドを経てリゾネットを経験し、その後完全にMLMの世界から足を洗った流れですが、

どのようにして脱退に至ったのか、具体的に順序通りに説明をしていきます。

 

ぼくのMLM引退までの道のりは、まずリゾネットからの勧誘から始まりました。

2014年2月中旬ごろ ワンダーランド活動中にリゾネットの勧誘にあう。この時点ではリゾネットを拒否
2014年3月初め ワンダーランドでの活動に限界を感じ、この先どうしようか悩む
2014年3月中旬 ワンダーランドは抜けたい、けど借金も早く返済したい。そんな思いでリゾネットの紹介者に再度連絡し、セミナーへ。
数日後、セミナーに参加し、リゾネットで契約。
2014年4月中旬まで この時点まではワンダーランドとの活動を並行して行う
ある日、ワンダーランドの紹介者に今後どうするのかと問われたため、辞めることを宣言
2014年4月中旬以降 リゾネットでの活動を本格化。
2014年10月下旬 退職に伴い、親戚の住む名古屋へ戻ることを決断。
このタイミングでリゾネット、そしてMLMから足を洗うことを決意

 

ワンダーランドではまず成功できないと確信したぼくは悩んだ挙句、一度断りを入れたリゾネットに行くことにしました。

そしてリゾネットと契約し、ワンダーランドを脱退。

けどリゾネットでも上手くいかず。

さらには勤めていた会社を諸事情により辞めることになりました。

借金もかさみ、当時住んでいた千葉での一人暮らしの生活を維持できないということから親戚が住んでいる名古屋に行くタイミングでリゾネットも脱退したという流れです。

 

余談ですが、リゾネットは名古屋でも活動していますがリゾネットはチームの方針的に地方での活動は積極的ではありませんでした。

そのため、名古屋でリゾネットを継続するという選択肢はありませんでした。

 

MLMを辞めると話したときのこと

ワンダーランド編

これまでセミナーには毎回参加していたのですが、リゾネットと契約した3月中旬くらいからセミナーには人が変わったように行かなくなりました。

当時はリゾネットの方が可能性は感じられたし、何より時間が勿体なくて。

とはいえ、「やめる」と切り出すタイミングが無かったのでこの時は実質掛け持ち状態。

 

リゾネットのチームメイトからも

リゾネット会員
いつ辞めるの??今でしょ!

とか言われまくってました

※当時流行ってた

 

そして、セミナーに行かなくなったことにしびれを切らしたワンダーランドのアップラインから電話が来て、

ワンダーの紹介者
これからどうするつもりなの??

という、軽い説教じみた電話が来ました。

これは言うのは今しかない!と思い、

つちまる
他にやりたいことが出来たので辞めまーす

と言いました。

ちなみに「やりたいこと」というのはリゾネットでの活動ですが、他のMLMのために辞めると言うとややこしくなると思ったのでここでは伏せました。

 

それからは1時間近く引き留めに遭いました。

会話の中身が薄すぎて詳しい内容は覚えていないですが、

ワンダーの紹介者
辞めたところで後悔すると思うよ
ワンダーの紹介者
そのやりたいことってワンダーでの活動より大切なことなの??

こんな尋問じみた会話が1時間近く続きました。

つちまる
なんでそんなことまであんたに話さないかんねん

と思いながらも適当に話して過ごしました。

 

結局、向こうもぼくの辞めるという意思が折れないと分かったのか電話が終わり、無事ワンダーランドへの脱退が出来ましたとさ。

 

リゾネット編

リゾネットでは半年間ほど継続しましたが、こちらもやはり上手くいきませんでした。

それ以上に、ワンダーランドの時よりも周囲の人がキャピキャピ過ぎて嫌でした。

 

リゾネットを辞めることになったきっかけは東京を離れて名古屋へ戻るため。

東京に残ってリゾネットを継続するよりも名古屋へ戻りたいという気持ちが強かったのでそれに伴ってリゾネットを辞めることにしました。

 

その旨は、まず紹介者に伝えました。

内心ワンダーランドの時みたいにねちっこく引き留めに遭うのかと思いきや

リゾネットの紹介者
そっかー。まぁ名古屋でも頑張ってな

ワンダーランドの時と全然違ったのでちょろ過ぎて笑ってしまいました。

 

しかしなぜか覚えていませんが、ぼくはリゾネットの時は小規模のチームを率いていたリーダー、紹介者の更に上の人にも伝えました。

なぜすることにしたのか覚えてないこの選択が悲劇でした。

つちまる
名古屋に戻るので辞めまーす
リゾネットのリーダー
一度○○(紹介者)からのを断っといてそれってどういうことなの!?
リゾネットのリーダー
名古屋に戻るとか逃げてるだけじゃないの??
リゾネットのリーダー
××ちゃんはお金ない中でも踏ん張ってやってるんだよ
つちまる
ぴえ~~

 

怒涛の引き留め言葉に遭いまくり、ワンダーランドの時とは違って電話で終結とはいきませんでした。

とはいえ、目の前の生活すらままならない状況だったのでしばらくしたら東京に戻る可能性も含みつつ、とりあえず名古屋には戻ることにしました。

名古屋に戻った当初はまだ紹介者とやり取りは続いていたのですが、ある日

リゾネットの紹介者
オレリゾネット辞めるわ

という連絡を受けたのでもうやめてしまおう、ということでリゾネットも辞めることになりました。

ちなみに先述のリーダーとは何もやり取りはしていません。うやむやになったまますべてが終わりました。

 

ぼくがMLMを辞めづらいと思った理由

ワンダーランドの時はアップラインに問いただされた挙句に辞めるという話をし、リゾネットの時は辞めるという決断が出来ずにズルズルと引き延ばしてしまうという、どちらも理想的とは言えない辞め方をしました。

ではなぜぼくがあの時スパッと辞めることを言い出せなかったのか、についてです。

 

アップライン・チームメンバーの目が気になった

まず一つは、アップラインや他のチームメンバーがぼくが辞めることに対してどう思われるのか、気にしていたことです。

辞めたらどうせ関係は切れるんだしな、とは想定していたのですが、今まで仲良く接してきたのに急に手のひらを返される心変わりが自分の中では怖かったのです。

大甘なことを言うとぶっちゃけぼくは誰にも嫌われたくないです。今はその気持ちは強くないですが、当時はかなりその傾向が強かったです。

ぼくが辞めることで周りはどう思うのか、それを考えるのが怖くて辞めることに躊躇してしまいました。

 

周りから何を言われるのか分からなかった

MLMのグループは、仲間意識が異常なまでに強いです。

それだけに辞めるとなった時はスムーズにいくのか、と言う不安が辞める前段階でありました。

そして実際に、辞めることを話した時は不安を煽られるように引き留めにあいました。

 

つちまる
辞めるっていうの本当に億劫だな

そう考えてしまうことで足が鈍くなってしまいます。

もともと自分が傷つくのがイヤなタイプなので、自分の決断を否定されるのがイヤだったのです。

 

辞める=負けを認める感じがして受け入れられなかった

ただ単に変なプライドを持っていただけなのですが、「辞める」と言うことに対して敗北感がセットであったんです

それをただ受け入れてしまえばいいだけなのですが、ぼくが変なプライドを持っていたために、「ここで辞めたら負け組、他のことをやってもうまくいかないのでは…」と変に自分を追い込んでしまったこともありました。

そんなプライド捨ててしまえばいいのにって今になって思えるのですが、当時はそれが受け入れられなくて。

それもあって辞めるのに時間をかけてしまいました。

 

「MLMをこれから辞めたい」人へ心構えをアドバイス

辞めたいけど躊躇してしまって、ずるずる続けている人はぼくみたいにアップ・チームメイトの目を気にしていたり、辞めることを伝えた後の状況を想像したくないと言う人もいるかと思います。

そんな人に向けて、すでに辞めた先輩?からちょっとアドバイスをさせてください。

 

まずは逃げてもいいと自分に言い聞かせること

あれから3年近くがたった今、ぼくも普通の生活に戻ることが出来ました。

ブロガーであること、栃木の盆地で生活していることが普通かはさておき、今は借金もなく宗教染みた環境に身を置くこともなく平穏な気持ちで過ごせています。

 

「MLMを辞めたい」という相談があった場合の一番のシンプルな回答は「アップのことなんて気にせず辞めてください」なのですが、

そもそも「逃げる」という選択肢を奪われ、成功するまで続けるべきという思想に洗脳されてしまった人たちににこのアドバイスが的確ではないかもしれません。

だからMLMを辞めるための行動に移す前にまずは「逃げてもいい、辞めてもいい」と認めるところからかな、と思います。

それを自分の中で認められるようになれば、「辞める」という行動を起こすことが出来るのではないかと思います。

 

「あきらめなければ夢はかなう」は身を滅ぼす

ぼくがMLMを辞めてから読んだ本にこんな感じのことが書かれていました。

「あきらめなければ夢はかなう」と妄信し続け、「将来への投資」と正当化して必要でもない製品を大量購入を継続するのはもはや自爆行為としか思えません。

ギャンブル・投資に「損切り」という言葉がある様にどこで手を引くかが大事です。

 

MLMに取り組んだことがある人はビジネスセミナーの中でアップラインから

スピーカー
MLMは失敗しても元に戻れるから

という言葉に安心して取り組んだ人もいると思います。

ぼくもワンダーランドでの一番最初に受けた説明会で言われました。

そしてその言葉に安心して多少躊躇はしながらも、最初の20万円ほどを出しました。

結果は先ほど話したとおり、ぼくはネットワークビジネスに失敗しました。

けど、無事借金も完済して元の生活に戻れました。

 

とはいえ元の生活に戻るまでの道のりは平たんではなく、最高で160万円の借金を背負ったためにすぐには元の生活を送ることが出来ず、元に戻るのに2年はかかりました。

その2年を別のことに使えればもっと充実した生活を送れたかもしれませんよね。

 

つちまる
「これはヤバいな」

借金が50万、60万と膨れ上がっていくたびに直感でこんな考えが頭をよぎりました。

しかし、「これも成功のために必要な犠牲なんだ」とその直感を無視して活動を続けました。

無視し続けた結果、「借金最高160万円」「完済まで2年要する」という貴重な自分の資源を無駄にしてしまいました。

 

自分がヤバいと思ったことは、意外と正しい

「やばい」と思った直感を無視し続けた結果、借金が膨れ上がってしまいました。

もし仮に、「ヤバイ」と言う直感を信じて早めに撤退をしていれば、借金は避けられなかったかもしれませんが、かなり傷が浅いうちにMLMを辞められたと思います。

完全な結果論ですが、この時に自分の直感は意外と正しいんだな、ということを知りました。

「自分の直感は正しい」まずその直感を信じることから始めましょう。

 

MLMで築いた人間関係を壊したとしても、特に何にも支障がない

MLMを辞めるにあたって心配していることとして、「ここで築いてきた人間関係が壊れてしまうのでは?」と懸念を持つ人もいるかもしれません。

ぼくもその心配は確かにありました。

普通に遊ぶ分には楽しいやつらだし、かといってビジネスで付き合うのはもううんざりだし、、、とか辞める前に考えたりしました。

 

で、実際にMLMを辞める=そこでの関係は無くなるんです。残念ながら。

ただ、あなたのこれまでの人間関係で同じようなことはたくさん起きているはずです。

例えば、あなたが中学時代に仲良かったメンバーと今でも遊びますか?

実際に遊んでいるのは、相当仲良かった人たちくらいで、「それなりに仲良かった」レベルの人とは既に関係が切れているのではないかと思います。

 

人間関係はそのステージによって付き合う人が変わるものなので、「MLMを辞める」というステージが変わるとともにその関係が切れるのは必然と言えます。

だから

あなた
MLM辞めたいけど関係は切りたくないなー

ではなく、

あなた
おれは次のステージに行くんだ、だからここの人間関係を断ち切る

くらいの強気姿勢でいいと思います。

 

MLMを辞めるためにやっておいた方がいいこと

さてここからは、MLMを実際に辞めるために行動することについてです。

「めんどくさいので今日でもう辞めまーす、ブチっ」と思いきって行けたら苦労しないですが、そうじゃない人の方が多いと思うので、

ここではMLMを辞めるにあたって準備と、実際に辞めるときに取るべき行動について書いていきます。

 

辞める前に別のコミュニティに溶け込んでしまうとすんなり行きやすい

MLMのグループを抜けるにあたって一番ハードルになっているのは、先述した通り「ここを抜けると今までの関係を失って孤立してしまう」ことではないでしょうか。

これを克服するために、抜ける前に別のコミュニティに溶け込んで「この組織と関係が切れても次がある、孤立しない」という状況を作っておくといいでしょう。

 

例えばぼくの場合、ワンダーランドから抜ける前にリゾネットの人たちと関係を作ったことで組織を抜ける決断がスムーズにできました。

この場合はMLMから別のMLMに変わっただけなのでお手本になる例ではないのですが、

組織外のところで事前に他のコミュニティで関係を作っておけば孤立することに関する懸念はだいぶ無くなると思います。

 

ただし、間違ってもそのコミュニティの友人にMLMをやっていることとか、MLMの組織関連のイベントに誘ったりしてはいけませんよ。

もしその人が勘付いたら、せっかく築いた関係がパーになってしまう恐れもありますからね。

 

アップに辞めることを伝えるとき、辞めたい理由を話す必要はない

辞めたいと思ってる人にとって一番ハードルになってるのは周囲からの目ではないかと思います。

ぼくもそうでした。

「成功できる気がしないから」「もうやってて辛いだけだから」なんて弱気なことを言おうものなら紹介者、そして他のチームメイトから何を言われるか分からない。

 

けど、わざわざやめたい理由を丁寧に話す必要ってあります??

そりゃ、なんでなのかくらいは気になるところではありますけど普通だったら話したくないなら深堀する気にはならないし、

その理由に対してその人がどう思うか、なんて関係のない話じゃないですか。

 

下手に具体的に話をすると、その話に穴を見つけ出して引き戻そうとしてくることになるだけです。

「将来のためにやるんでしょ?」「今頑張れば後からハッピーな人生が待ってるから!」と射幸心を煽られて引き留められるのがオチでしょう。

なので最低限の理由以外は話す必要はない、こう考えるだけで大分楽になります。

 

この辺は、MLMだけでなく会社を辞めるときでも同じことですね。

実際にぼくは会社を辞めるときにこの方法を取ったのでかなり気楽に辞表を出せました

 

紹介者は前向きに考えてることで目の前の現実から逃げてるだけではないか?

ネットワークビジネスを辞めるという選択肢をしている時点で、あなたは他のネットワーカーよりも自分の問題を冷静に見れています。

反面、あなたを全力で引き留めに来る紹介者はどうでしょうか。

「まだまだこれからだよ」「あきらめなければ夢はかなう」そんなことを口にしていますけど、

逆に言うとそれ以外の選択肢に目を向ける度胸が無いから前向きにふるまって自分をごまかしてるだけではないでしょうか。

 

新しい環境に飛び込む度胸もない人がポジティブな言葉を発したところで説得力を持ちません。

やみくもな「ポジティブシンキング」はただの現実逃避です。後ろ向きな考え方は決して悪いことではないです。

 

最終手段、先に退会手続きを済ませてしまう方法もある

究極最終手段ですが、アップラインを無視してMLMの会社に掛け合って退会手続きを取るという、超強引な退会手段もあります。

アップラインの許可が無いとビジネスを辞められない、なんてルールはどのMLMの会社でも無いはずなので、自分で退会手続きを済ませてしまうのもありです。

実際にぼくのところにMLMの退会相談があったのですが、その人に「アップに無断で退会するのもアリじゃないですか?」とアドバイスしたら、即座にその方法で退会手続きをしていました。

 

こんなフットワークの軽い人がMLMで消耗してるなんてもったいないもんだ、と感心したのですが、

意外とこの方法で退会した人ってあまり聞かないので「どうしてもアップに言い出せないし、どうしても勇気が出ない」と言う人はこの方法を使うといいかもしれません。

退会手続きをしてしまったというプレッシャーがかかることで、実際にそこからの行動が移しやすくなると思います。

というか、ぼくがその方法を取るべきだったな、と後悔しています。

 

おわりに

ネットワークビジネスを取り組んでいた当時はベンツに乗って、湾岸の高層タワマンに住んで、優雅に過ごして、というのが幸せな夢、という価値観を刷り込まれていました。

現在、ぼくはベンツには乗ってないし、ど田舎のアパート住まいだし、仕事は繁忙期に追われて大変だし、という状況ですが十分すぎる生活が出来ています。

 

「やめたい」と悩んでるあなたに質問しますが、「ベンツに乗る」「タワマンに住む」というのはあなたの本当の夢なのでしょうか?

大半の人は元からそんな夢は持ってなかったと思います。ぼくらよりも下の世代は特にその傾向が強いのではないかと思います。

 

ネットワークビジネスに出会って、いわば「すごい人」の生活が幸せであることを刷り込まれて追いかけているだけではないか、と思います。

そんな「他人の夢」を追いかけてるという状況こそぼく自身、ネットワークビジネスを取り組んでいた時と重なります。

最近勧められた、この本を読んでまさにそうなんだな、ということに気付きました。

今追いかけているものはあなたが本当に欲しい物なのか、自分に問いかけてほしいものです。