つちまる(@tcdtkhs)です。
これから車が必要になるから中古車で探したい、けどどうやって選んだらいいかな?
初めて車を探す人は悩むことではないかと思います。
ぼくも初めて車を選んだ時、どの基準で選んだらいいか分からなかったです。
特に車は高い買い物になります。
中古車で妥協するとしても、数十万円は覚悟しないといけないもの。
というわけで、ここでは中古車を選ぶ際にどの基準で選んだらいいか、そして安く選べる方法について書いていきます。
この記事の目次
走行距離の数値が大きいほど安い
ぼくが今乗っているのは、10万円ほどで買えてしまった、マツダのデミオなんですが、ビックリするほどの安値に反して車の状態がかなりいい感じなんですよ。
買ったときの走行距離が6万kmくらいなのでまだまだ動きます。
安い車を選ぶのであればまず走行距離は見たほうがいいです。
同じ車種でも走行距離が大きいことで値段は下落します。
どれだけマメにメンテナンスをしているとしても、エンジンそのものは劣化していってしまいますからね。

中古車サイトを見ていると、上の画像のような感じで、走行距離は必ず表示されます。
走行距離の上限はどのくらい??
じゃあ走行距離が長い方が安くなるか、という話なのですが買ったところで車の寿命が来てしまった、では話にならないですよね。
15万kmも超えてくると流石に危ないと思われるので、走行距離が多すぎるものも避けましょう。
今までのメンテナンス状況にもよると思いますが、うちの会社の社有車は13万km超えた時点では元気に走れております。
ただあくまで参考程度にとどめておき、10万km以内で探されるのがいいかと思います。
実際に走行距離と金額の関係を調べてみた
走行距離が大きいとエンジンの劣化が早くなるので安くなる、と言う理屈は分かっていただけるかと思います。
しかし、実際に見比べてみないと実感ってわかないものです。
そこで今回、年式が2013-2016年で出回っているプリウスの走行距離と金額を比べてみました。

参考:ガリバー
赤点が2017年式、黄点が2016年式、緑点が2014年式、青点が2013年式の合計28台を分布図に並べてみました。
点線の近似曲線を見ていただければわかる通り、緩やかではあるものの走行距離に比例して車体価格も安くなっているのが分かります。
極端に言うと、近似曲線よりも下が割安、上が割高と判断しても間違ってないと思います。
ここがポイント!
- 走行距離が高いほど価格は安くなる
車体の色は白・黒などモノトーンのものにする
ブルーやレッドなど、明るい色の車は結構人気らしく、モノトーンの同車種よりも値段が上がる傾向にあるみたいです。
なので色にこだわりを持たないのであれば白や黒系などの、モノトーンカラーの車を選ぶといいです。
ぼくの車が10万円程度で買えたのも、色がシルバーだったことも一つの要因だと思われます。
カラーものの車はすぐに売れる??
ガリバーで実際にプリウスの在庫を調べてみたところ、カラー色の車はかなり少なかったです。
<色の内訳>
- モノトーン:26台
- カラー:2台
プリウス2013-2017年式で検索(18.4.20)
このことからカラーのものは出回ってはすぐに売れていくということが考えられます。
モノトーンとカラー、価格はどれだけ違う?
ではモノトーンとカラーでどれだけ車の価格は違うのか、比べてみました。
走行距離(km) | 値段(千円) | 年式 | |
カラー(赤) | 31000 | 1,895 | 2013 |
モノトーン(白) | 37000 | 1,500 | 2013 |
モノトーン(黒) | 18000 | 1,530 | 2013 |
(車体はいずれもプリウスS 2013年式、修復歴無で比較)
走行距離がたったの6000kmしか違わないにもかかわらず、40万円近くもカラー車の方が高いのです。
カラー車よりも走行距離が少ないモノトーン(黒)の物と比較しても、36万円以上の違いがあります。
中古車は販売店によって価格設定が異なると思われるので、それぞれで基準は異なるのは確かですが、少なくとも中古車市場においてカラー車はかなり強気の値段設定が出来ると断定していいでしょう。
ここがポイント!
- モノトーンの車を選ぶだけで40万円近く安く買えることになる
年式は13年前以内かつ、出来るだけ古い車を選ぶ
車に限らない話だと思うのですが、年式が古い方が安くなる傾向があります。
実際に年式にこだわらずに探してみると、10万円未満で買える中古車はゴロゴロ出てきます。
ただ購入後のことも踏まえて注意した方がいい点としては、年式が13年前以前の車は税金が上がります。
参照:https://kuru-satei.com/buy-car/tax-increase.html
排気量1.5Lの自動車の場合、2年間で19,800円も増額になっています。
購入後も安く済ませることを考えて、出来るだけ古いけれども13年以内の車を探されるといいです。
年式によってどれだけ値段が落ちる??
年式が古くなるとどのくらい価格は落ちるのか?
またしてもプリウスで調べてみました。
年式 | 価格(千円) |
2016 | 2435.2 |
2014 | 1751.2 |
2011 | 972.8 |
2006-2008 | 567.2 |
車の年式が5年違うことで調べた条件
- ガリバーでプリウスの2016年式、2014年式、2011年式、2006-2008年式で検索をかけ、安い車から順に5台の価格をピックアップ
- その5台の平均価格を算出
- 修復歴無に絞って選出
2016年から2014年にかけて70万円ほど価格が下がり、更に3年前の年式になると約80万円ほど下がり、半額程度になります。
このことから考えると、年式を2年妥協するだけでかなり節約になるということが分かります。
- 年式を2年妥協するだけで70万円も安くなる可能性がある
車検の残り年数はどれくらいか?
車検の残り年数がどれくらいあるのか、見ておきましょう。
車検の残数によって、今後の車のランニングコストに大きく関わってきます。
またしてもプリウスで、車検も踏まえて比較してみました。
走行距離(km) | 値段(千円) | 年式 | 車検 | |
モノトーン(白) | 37000 | 1,500 | 2013 | 18.5 |
モノトーン(黒) | 18000 | 1,530 | 2013 | 18.11 |
モノトーン(白) | 38000 | 1,593 | 2014 | 18.12 |
モノトーン(白) | 31000 | 1,649 | 2013 | – |
モノトーン(白) | 42000 | 1,650 | 2013 | 18.8 |
モノトーン(黒) | 41000 | 1,698 | 2013 | 18.12 |
走行距離が大体近いものをピックアップしてみました。
車検残数があっても値段がそれなりに安かったり、と言う車も中にはあるので車検残数自体は車の値段に影響しないと考えられます。
予想される車検の値段を基に比較してみる
大体同じくらいのスペックの車で迷ったときは、1か月間にかかる車検の価格を換算して計算し、比較してみるといいでしょう。
車種によって変わるかと思いますが、ぼくは2年更新した車検に13万円ほどかかりました。
つまり1年違えば65,000円、1か月間で5,000円程度違うと仮定して比較をします。
例として車検残が3ヶ月(18年5月-18年8月)のものと7か月(18年5月-18年12月)のものを比べてみます。
モノトーン(白) | 42000 | 1,650 | 2013 | 18.8 |
モノトーン(黒) | 41000 | 1,698 | 2013 | 18.12 |
車検残日数は4か月間違うことになり、残7か月の車を買う方が4×5000円=20,000円お得になると考えられます。
車検でかからない費用を考えると、1,698,000-20,000=1,678,000円相当の価格ということになります。
しかし車検残日数を考えたとしても残3か月間の車の方が28,000円安いということになるので、
この二つを比較した場合車検残3ヶ月の車の方が安いという考えが出来ます。

中古車選びのまとめ
というわけで安い中古車を見つける上で必要な要素についてまとめます。
- 走行距離が大きいほど安くなる傾向にある
- 年式が古いものほど安い。年式を2年妥協するだけで70万円も差が出る場合がある
- 色はモノトーン色(白・黒・灰)がより安くなる
安いものがいいのであればスペックが落ちるのはしょうがないです。
ただ、このくらいのスペックでもよっぽどハズレでも引かない限りは問題なく走れるので気にする必要はないでしょう。
ちなみに安く中古車を購入するのもいいですが、1,2年以内に手放すことが見えているのであればカーレンタルの方がいいと思いますのでご注意を。
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