探鳥会ってどんな雰囲気?初心者バードウォッチャーが参加するメリット3つ

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つちまる(@tcdtkhs)です。

みなさんは”探鳥会”というものをご存知ですか?

バードウォッチャーがみんなで集まって一緒にバードウォッチングをするイベントです。

日本野鳥の会の各都道府県支部が開催しているのですが、今回はそれに行ってきました。

  • 探鳥会ってどんな雰囲気なの?
  • 参加者はどんな人が多いのか
  • 探鳥会に行くのと一人で野鳥観察する違いとは?

と言うところに触れていきます。

 

初めての探鳥会参加in埼玉

今回は、埼玉野鳥の会主催の探鳥会に参加してきました。

栃木在住なのになぜ栃木でも、近隣の茨城でもないのかというと、単に日程が合わなかっただけです。

基本的に探鳥会は土日に開催していることが多く、対してぼくは土日仕事なのでほぼ日程が合いません。

しかし今回奇跡的に土曜日がお休みだったのですが、この日に限って栃木でも茨城でも開催していなかったので少し車を走らせて埼玉まで行ってきました。

 

場所は秩父ミューズパーク

今回探鳥会を行った場所は、秩父市にある「秩父ミューズパーク」です。

画像:秩父ミューズパーク公式HPより

まだサクラが蕾の状態の、春が始まろうとしているこの場所で色んな野鳥を見てきました。

 

探鳥会の雰囲気

どんな人が参加しているのか?

今回参加した探鳥会は、60人も来ていたそうです。

来る前は小規模にしっぽり行うイメージがあったのでこれだけ来ているのには面喰らいましたね。

だから、移動の時もかなりの大所帯。

けど賑やかな探鳥会で楽しみながら過ごせました。

 

参加者の年齢層

見た限り、8-9割くらいはご年配の方でしたね。

残りの1-2割は小さいお子さん連れのご家族だったりでしたが、若者はこういうイベントには興味を持たないんでしょうね。

独身の若年層はぼくだけ。

まあバードウォッチャー同士慣れ合うために来たわけじゃないので別にいいです。

 

それ以上にビックリしたのは、今回参加された人のほとんどはリピーターばかりということ。

主催者がはじめに初参加者がいるか確認していたのですが、手を挙げていたのは見渡した限りぼくだけ。

60人もいて新規ぼくひとりってリピーター率ヤバすぎるでしょw

 

初心者バードウォッチャーが探鳥会に参加するメリット

今回初めて探鳥会に参加したのですが、一人でのんびりバードウォッチングするときとどう違うのか、メリット・デメリットについて挙げていきます。

 

野鳥に詳しい人に教えてもらえる

まず一つは、野鳥に詳しい人に野鳥のことを教えてもらえるということです。

例えば自分が知らないさえずりの声が聞こえてきたとき、これが何の鳥なのか検索するのってすごい大変なのですが、

参加されている方はみんな鳥に詳しい方ばかりなので聞けば即答で教えてくれます。

実際にぼくは今回、「ウソ」という鳥のさえずりを教えていただきました。

なにより、鳥に詳しい方ばかりなので一度尋ねてみると、話が止まりません。

探鳥会参加者
今の鳴き声はウソでしたね。
探鳥会参加者
ウソはサクラの花芽が好物だから、桜の木の下に花芽の屑が落ちていたら、そこにウソがいたっていう証拠なんだ
つちまる
な、なるほど。その視点で見ることはまず無かったな。

 

自分が持っていない機材に触れることが出来る

ぼくはフィールドスコープは持っていないのですが、今回の探鳥会で初めてフィールドスコープを覗かせてもらいました。

双眼鏡よりもさらに倍率が高く、焦点を合わせるのが大変と聞いていたので買うのを躊躇していたのですが、

探鳥会に参加されていた優しい方から、木に留まっている野鳥に焦点を合わせたフィールドスコープを覗かせていただきました。

 

あれ、めっちゃいいですよ!野鳥を見る世界が変わります、マジで!!

フィールドスコープ以外にも焦点距離がめちゃ高いカメラレンズを持った方もいたので、その方が撮った写真を見せてもらう、と言うのも面白そうですね。

今回はぼくが所有者の人に話しかけられなかったので出来なかったですが。

 

自分では確実に見つけられない野鳥を見つけられる

一人で探すよりも集団で探した方が見つかりやすいです。

60人もいたら、単純計算で視野は60倍です。

その上探鳥においてはベテランの方も多数いらっしゃるので自分では確実に見つけられないであろう野鳥を見つけることが出来ます。

 

今回はマヒワという野鳥を見つけたのですが、自分たちがいる場所から結構離れた木のてっぺんにいたんです。

しかもさえずりをしていなかったのでぼくひとりだったら確実に見逃していたであろう野鳥です。

写真のピントを合わせられなかったのは悔しいところですが、自分一人では見つける力がないうちは集団の視野の広さに頼って野鳥を見つけるのも一つの方法だと思います。

 

探鳥会のデメリット

つづいて探鳥会のデメリットです。

デメリットと言う表現はちょっとおかしい気もしますが、探鳥会は集団行動。

そのため、普段一人でバードウォッチングをしている時とは違った窮屈さもあります。

 

鳴き声を聞くのに集中できない

集団で動いていると、どうしても賑やかになっちゃうのでフィールド内で野鳥が鳴いているか、というのを聞き取るのが難しくなります。

探鳥会では最後にフィールド内にどんな野鳥がいたのか答え合わせをするのですが、自分が聞いていない野鳥のさえずりが結構上がってきて、聞き逃してるんだなと感じました。

 

探鳥会に参加する上での必要な持ち物は?

先述の通り、探鳥会ではベテランバードウォッチャーの方と歩けるので野鳥について色んな事を教えてくれます。

機材についても、自分が持っていないものを貸してくれる場合もあるかもしれません。

 

ただ、持ち物についてはやはり自分で揃えられるものは揃えた方がいいでしょう。

双眼鏡なんかはやっぱりあった方が楽しいでしょうね。

何より自分で持っていることで、野鳥を見たいときに見れますから。

借りるにしても気を遣うだけですし、見れるときには野鳥が飛び立ってしまうことだってあります。

 

あとは、動きやすい服装ですかね。

ぼくが参加した探鳥会は3時間くらい歩き回りました。

なので、それに耐えられる服装でないと移動の時にしんどい想いをすることになります。

 

探鳥会に参加する上でのマナーについて

探鳥会の際にマナー云々については言われていないのですが、今回の参加に当たって、やはり参加するからにはマナーと心配りがあった方が他の皆さんも気持ちよくバードウォッチングを楽しめるだろうな、と感じました。

そのため、今回参加してみて守った方がいいと思ったことについて書いていきます。

 

自分が見つけたら、その感動を他の人におすそ分けしましょう

遠くにいる小さな野鳥を見つけられたとき、すごい感動しますよね。

図鑑で見た、あの色鮮やかな野鳥を見れたときはテンション上がります。

けど、その感動の独り占めはよくありませんよね。

 

大人数になるほど野鳥が見れる場所は限られてしまいます。

そのため、自分が見つけたらその場所を他の人に譲ってあげましょう。感動のおすそ分けです。

 

通行の邪魔にならない場所で探しましょう

色んな人が通る道ですから、通行の邪魔にならないところでバードウォッチングをしましょう。

他の人が気になっていないけど自分だけ気になる場所があって、双眼鏡でのぞくとします。

その時に通路のど真ん中にいると後ろにいる人が歩くのに邪魔になりますよね。

探鳥会ではない他のお客さんに対してもそうです。道のど真ん中で留まっていると迷惑ですよね。

ですから、立ち止まって観察するのであればせめて通路の端に寄るなりして、通行の邪魔にならないように気を付けましょう。

 

おわりに

普段は一人でバードウォッチングをするので複数人で出来るのは新鮮で面白かったです。

なにより、自分が野鳥に詳しいわけではないので詳しい方の知識と経験をお借りして自力では見つけづらい野鳥を見つけられるのは大きいです。

野鳥に詳しくないという人はぜひ一度参加されてみてはいかがでしょう。

 

 



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