つちまる(@tcdtkhs)です。
一眼レフを使うようになると、色んな写真を撮ってみたくなるものです。
レンズの交換をすることで撮影できるものが広がるというのは、これまでコンデジユーザーだったぼくにとって画期的なんですよ。
しかしここで生じてくる問題がどの交換レンズを買えばいいの?と言う話。
何を撮るかによって選択肢はかなり変わりますが、まず最初に交換レンズを買うならタムロンの18-400mmの高倍率レンズがオススメです。
ぼくも最近購入して、実際に使ってみてまだ1週間程度ですが、いいお買い物でした。
タムロン18-400㎜レンズの詳細
スペック
- 焦点距離:18-400㎜(フルサイズ換算27-620㎜)
- 重さ:705g(ニコン用)
- F値:3.5-6.3
- 規格:APS-C専用
- レンズ径:72㎜
タムロン18-400㎜レンズを購入した理由
今回このレンズを購入しようと思った理由は二つ。
- 野鳥撮影では持っている300㎜のレンズでは力不足
- レンズの交換が面倒である
と言う理由から、広角も望遠も両方強いこのレンズの購入となりました。
野鳥撮影には300mmのレンズでは力不足
一眼レフを買ってから、同梱のレンズ(18-55㎜、70-300㎜)を使って風景から野鳥まで色々なものを撮影してきました。
しかし、広角レンズ(18-55㎜)では風景撮影は出来ますが野鳥撮影はできません。
それに対して望遠レンズ(70-300㎜)では野鳥撮影は出来ますが風景撮影には不便です。
加えて、ここ最近は特にバードウォッチングにはまり込んでしまい、野鳥撮影の比重が重くなりました。
けど野鳥撮影だと最大300㎜のレンズって力不足なんですよ。
今までは300㎜で撮って、PCでトリミングして強引に拡大していたのですが、画質が相当悪くなっちゃいます。
せっかく写真を撮るなら画質がいい状態で写真に収めたいな、と思ったので焦点距離がより長いレンズを購入しようと思いました。
かといってレンズの交換が面倒
もう一つは逐一レンズを交換する手間が面倒に感じていました。
望遠レンズで撮影していたけど、急に広角レンズで風景の撮影をしたくなることってあったりします。
けど野外でレンズを交換するのってメンテナンス的に結構怖い作業なんです。
空中を舞っているチリやホコリをカメラ内部のセンサーに付着させてしまったら、カメラに悪影響を及ぼしてしまいます。
だからレンズを交換するときはわざわざチリやホコリが混入しにくい室内や車に戻って交換するようにしていました。
というのが二つ目の理由です。
まあ埃の混入リスクが無かったとしてもレンズ交換自体がそもそも面倒なんですけどね(笑)
18-400㎜レンズを使ってみての感想
というわけでここからはタムロンレンズ18-400mmを使ってみての感想です。
結論から言うと購入して非常に満足していますが、デメリットが無いわけではないです。
なのでこのレンズのいい点・悪い点をここで解説していきます。
より遠くのものも撮影できる
まず当たり前ですが300㎜の時よりも望遠が効いているのでより遠くのものも撮影できるようになりました。
おかげで木のかなり高いところに留っている野鳥もしっかり判別できるくらい撮れるようになりました。
もし300㎜のレンズだったら、暗くてどんな野鳥か判別できないんだろうと思います。
同梱の望遠レンズよりも明るく撮影できる
実際に撮影して比べてみましたが、今までの300㎜のレンズよりも拡大できるうえに明るく撮影が出来ます。

↑こちらが300㎜のレンズで撮影したもの

↑こちらが400㎜で撮影したもの
もちろん編集は一切していませんし、カメラの設定も変えていません。
400㎜の方が大きく写っているのはもちろんですが、写真の色が鮮やかなんです。
大きく写っているのは焦点距離が大きいからなのですが、明るさ・鮮やかさも400㎜の方がなんで優れているのかと言うと、18-400㎜はレンズ径が大きいんです。
付属の70-300㎜はレンズ径が58㎜、今回購入した18-400㎜はレンズ径が72㎜と一回り大きいのです。
そのために被写体が大きく写るだけでなく、明るく鮮やかに撮影することが出来ます。
レンズ交換の必要が無くなるので持ち物が減った
野鳥を撮ったけど風景も撮りたい、と言う時はやっぱりあります。
このレンズであればわざわざ交換する必要が無いのですぐに撮影に移せます。
レンズ交換のストレスが無くなるのは撮影に集中できるので本当にいいものです。

加えて、レンズを複数持ち歩く必要が無くなりました。
今まで持っていた二つのレンズ(18-55,70-300)を一本で網羅できるうえにレンズ径も大きくて明るく撮影できるので持ち歩く必要が無いんです。
写真撮影に行くときにカメラ本体だけで済むようになったのはありがたいですね。
AFとMFの切り替えが簡単
撮影途中でこのように考えられることってありますよね。
従来のカメラレンズですと、フォーカスモードを切り替えるときにカメラ本体の設定をいじる必要がありますよね。
ちょこちょこっとやればいいだけなのですが、ちょっと面倒です。
けど、こちらのレンズですとフォーカスモードの切り替えスイッチがレンズに付いているので、ワンタッチで切り替えられるのです。
色々な場面に早急に対応できるので、利便性としてはかなりいいんですよ。

ただし、重たくなる
唯一の欠点としては、このレンズ結構重いです。
ぼくが持っている70-300mmの望遠レンズは413gに対して、このレンズは705gなので、約300gも重くなります。
実際に重くなったことでカメラを構えているときに手首への負担は確かに増えました。
このくらいの重さが手持ちで撮影できる限界かな、という感じですね。
400㎜の他の望遠レンズについて
使ってみて唯一のデメリットは、今まで使っていたレンズよりも300g重くなるということです。
ぼくが今使っているニコンのD3400は本体重量395gなので、カメラをもう一個ぶら下げていると例えていいでしょう。
じゃあ他の400㎜の望遠レンズはどうなのか?調べてみました。
ただし、以下あげるレンズは全てフルサイズ対応レンズなので、あくまで参考程度に考えたほうがいいでしょうけど。
Nikon・Canonの純正レンズ
Nikonで400㎜まで上げられるレンズはこちら
こちらのレンズは1480gもあるそうです。
タムロンのレンズの倍以上の重量なんですね。
Canonについても調べてみました。
こちらも重量1570gと、かなりの重量を誇るレンズです。
そう考えると、重量700gで焦点距離400㎜まで伸ばせるタムロンのレンズはかなりお手頃と言えるのではないでしょうか。
18-400㎜レンズは同等品に比べるとボケにくい
ぼくは使っていてあまり気にならないのですが、18-400㎜のような超高倍率レンズは他のレンズに比べると暗くなる傾向があるそうです。
こちらのレンズは望遠時のF値が6.3ありますが、Nikon80-400㎜とCanon100-400㎜の望遠時のF値が5.6と言うことを考えると、確かにF値が高いです。
F値が高いということは背景がボケにくくなってしまいます。
どれくらいボケが違うのか、実際に撮り比べてみたいところですね。
まとめ
タムロンの18-400㎜の高倍率レンズについてまとめます。
- レンズ交換無しで広角から望遠まで撮影できるのですごい楽
- キットに付属している300㎜の望遠レンズと比べてもレンズ径が大きいので明るく写せる
- ぶっちゃけ言うと重くなる。しかし、同等レンズはこれの倍以上あるので、相対的に見たらかなり軽いレンズである
- 加えて、純正のレンズはどちらも20万円以上と、超高額なので7万円程度で買えるタムロンレンズは超お買い得である
というわけで買っておいて損が無いレンズです。
購入の際の注意点としては、「ニコン用」と「キヤノン用」に分かれていることです。
違うメーカーのレンズを購入してしまうと装着できないのでここは見落とさないように気を付けましょう。
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