気が付いたら栃木に移住してもう3ヶ月経ってました、つちまる(@tcdtkhs)です。
ちょうど3か月前の3/19に生まれ故郷の名古屋から栃木のど田舎の街へ越してきました。
移住した理由は、前からやってみたかった自然体験を提供する仕事をやりたかったから。
田舎での生活は大変なことはあるけれども名古屋や東京で消耗していたあの頃よりは楽しくやれています。
一方で、皆さんの中には就活の時に
とか
って一度くらいは言われたことある人もいると思います。
これについても、「好きでもないことを仕事にした」これまでと「好きなことを仕事にした」今を比べながらこれまでの3か月間を振り返ってみようと思います。
この記事の目次
とりあえずの今の自分の気持ち
まずは今、自分が実際に3か月間働いてみての心境について書いていきます。
楽しいか否か
楽しいか楽しくないか、と言われるとすごく楽しいです。
これまで都市部で消耗していたぼくにとって自然の中での仕事というのは毎日が発見だらけだし小さな感動が沢山ある現場です。
もともと自然そのものに関心もあったので今は覚えることが楽しい、という状態です。
けど不安も大きい

一方で、不安も少なからずあります。
それは、自分の将来はどうなっているか、ということです。
今の仕事は確かに楽しいです。
けど、この仕事を通して将来自分がどうなりたいか、というのは見えていないです。
日本で一番の自然体験活動家になりたい、なんて野心があるわけでもないですし。
建前としてこの仕事を通して「一人一人が自然体験を通して環境保護の意識が高まればいい」とか「自然体験を機に自然に興味を持った子どもたちが自然を守る仕事に就いてほしい」みたいなキレイな目的はあります。
けど建前はどこまで考えても建前、自分自身がどうなりたいのか、どういう道を歩みたいのかはまだ全く見いだせていません。
もともとここに来た時点でそういったビジョンは持ってたわけでもなく、「まずは実際に仕事として携わってから将来設計をしよう」という無鉄砲で入社しました。
3ヶ月経った今も、仕事は覚えてきても自分の将来像は見えてません。
これが今、ぼくの抱える不安であり悩みです。
”好きなこと”を仕事にしたらイヤになる??

ぼくは大学の就活の時にこんな言葉を聞いたことがありました。
当時は深く考えてなかったのですが、
仕事のストレスが引き金で”好きなこと”がイヤになっていくということかな、と思います。
今の時点でそういうことは全くなく、むしろ逆に自然について別の切り口で知ることが出来て面白いとさえ思っています。
入社前まで全く触れなかった昆虫とかカエルも多少なりとも触れるようになりましたし。
ただ、ぼくの場合は人間関係に恵まれていたというのが一番大きいです。
先輩方は優しく指導してくれるし、分からないことがあっても親身に教えてくれるしでかなり恵まれてると思います。
人間関係がダメだったらどうなっていたかなー。自然そのものを嫌いになるか?という疑問はありますが、
栃木から離れている可能性は十分にあったでしょう。
”好きなこと”を仕事にした結果、自分に起きた変化

これまでは大して好きでもなかったことを仕事にしてきました。
その時に比べて、今の仕事に取り組むにあたって仕事に対する心境に変化もあったのでそれについて書きます。
めんどくさそうな雑用でも主体的になれる

今の職場では月に3回ほど、フィールドチェックと言って始業前に異常が無いかサッカーフィールド63面分という広大な敷地を一人で歩いて回る業務があります。
普段は家を8:30くらいに出ますが、この業務がある日は6:30に家を出ます。
傍から見ると罰ゲームかもしれませんww手当?なにそれおいしいのw
ですが、これ逆に言うとフィールドの自然に触れる絶好の機会にもなるんですね。
まだまだ自然のことを知らない身としては少しでも自然に多く触れたほうが勉強になるのは間違いないです。
こういう風に一見ペナルティっぽく思える制度でも主体的な目的に変換して行動できるのは好きだから、という要素が大きいかなと思います。
前職でやってた高圧洗浄機の営業の仕事に置き換えるなら
”月に3回は始業2時間前に来て機械の点検をする”ということになると思うのですが、もしそんな制度があったら罰ゲームとしかぼくは思えません。
勉強しよう、という意欲が起きる

自分が好きなこと、面白いと思うことだと勉強してても苦にならないものです。
特に最初の方は覚えることがいっぱいありますからここをどう乗り切るかなんですよね。
今は覚えることが大事だと思うのでフィールド内に咲いてる花のことを1日1個調べることを目標に勉強していますが、今後はその植物が他の生き物とどうつながっているのか、というところまで勉強する予定です。
前職の時も「勉強しろ」と上司から言われていたのですが、どうも机に向かっても眠くなっちゃって手につかなかったんですよね。
仕事を好きになる努力は合理的なのか!?
ぼくが就活の時に聞いたもう一つの言葉、「仕事を好きになる努力をした方がいい」について自分の経験をもとに考えて見ます。
結論から言うとぼくには無理でした。
イヤなものはイヤ、興味ないものは興味を持てないままでした。
仕事を好きになる方が合理的に思える理由
確かに自分の好きなことを仕事にするのって簡単な話じゃないし好きなことが仕事にならないことってふつうにあることを考えると合理的であるようには思います。
かくいうぼくも、今の仕事をするまでに2年近くボランティアとかで下積みしてますからね。
けど一日の大半を占める仕事をやるからには好きであった方が捗るし自分自身も充実する。
だったら就職先の仕事を好きになった方が手っ取り早い。これはよく分かります。
ただぼくにはできなかった。
新卒で入社した「油脂の検査機関」では油に触れても油について勉強しようとは思わなかったし、
前職の高圧洗浄機についても機械のスペックを覚えて満足、機械の仕組みまで勉強する気力は絞り出せなかったです。
自分が好きならまずやってから考えたら?
とりあえずこれに関しては「嫌いになることもあるかもしれないけどまずは好きなことをやってみようよ」というのがぼくの意見です。
好きでもないことを始めても辞めたら何も残んないよ。
「なんでこの仕事選んだんだろう…」っていう悲壮感がまず出てくるし、建設的な反省ができなくなる。
「起業しなきゃできない」とかなら話は別かもしれませんが、好きなことが分かっているなら迷わずやっちゃったほうがいいです。