持ち家のせいで家族バラバラ!?転勤族が持ち家を購入した話

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こんにちわ。

住まいにおいては持ち家か賃貸か、という永遠に尽きないであろう議論がありますよね。

ちなみにぼくは賃貸派です。

理由は色々あるのですが、持ち家を持つことの一番のデメリットは「一家が離れ離れになってしまう可能性がある」ことだと考えています。

 

というか、実際に我が家ではそうなってます。

ぼくの実体験をもとに持ち家のデメリットについて書いていこうと思います。

 

一家離れ離れってどういうこと?

いきなり「離れ離れになるってどういうことやねん?」って言いたくなると思います。

どういうことかというと、持ち家があるのに父親の転勤によって両親が離れ離れに暮らすことになってしまったということです。

 

持ち家があるにもかかわらず転勤を言い渡されたとき、その家族がとる選択は大きく二つに絞られてしまいます。

  • 家を放置して家族一緒にお引越し
  • 父親だけ単身赴任させて母親と子供は家に残る

 

現在のつちまる家は後者のの選択肢を取っており、実家は三重県津市にあるのですが、父親は金沢へ単身赴任しています。

そしてぼくの父は定年退職を迎えるまで家のある津に帰ってくることはありません。

 

理由は津という県庁所在地のクセになにも無い街が嫌いだから、でも母親と仲が悪いわけでもありません。

津の事業所が家を購入した後に閉鎖してしまったためです。

 

つちまる家のマイホーム購入に関する歴史

家を買うまで

プロフィールでも記載したのですが、ぼくは子供のころから東海地方を中心に色んなところで生活したことがあります。

理由はもちろん父親の転勤のため。

もともとは金沢出身の父親が地元就職として石川に本社を置く会社に就職し、新卒で名古屋に飛ばされた先で母親と出会ってぼくが生まれました。

くわしくはこちらつちまるのプロフィール

 

そしてぼくが中1のころにのちにマイホームを買う三重県津市に転勤、その4年後に中古で夢のマイホームを買うことになりました。

ちなみに一番末っ子の妹は当時10歳、家を買うタイミングにしては明らかに遅いうえにのちに離れ離れになってしまうという事態を想定していたのかどうかは分かりません。

 

家を購入してから現在までの一通りの流れ

今までの賃貸の家では弟と相部屋、マイホームによって自分の個室が与えられて当時はすごい嬉しかったですね。

受験も控えていたので気にすることなくできたのも大きかったです。(が、弟は誰に言われずとも勉強するタイプだったのでプレッシャーを与えるという意味では弟と相部屋でよかったのかもしれません)

 

そしてマイホーム購入の2年後、大学進学による上京でぼくは一足先に家を出ることになりました。

 

更にその2年後、弟が大阪の大学に合格したことで弟も家を出ていくのか、と思いきや、

父親の静岡への転勤が同時に決まってしまい、一旦はぼくと弟を除いて家族は静岡へお引越しという流れに。

家はそのまま残すこととなりました。

 

ちなみに津の家に家族が戻ってきたのは今から2年前、妹が名古屋の大学に合格したことで「もう一緒に暮らす必要もないよね」という理由から父親を一人にして母親、妹は津に戻ってきました。

そしてぼくの家族が静岡にいる間に父親の会社の津事業所が閉鎖となってしまったのでぼくの父は津のマイホームに帰れなくなってしまいましたとさ。

 

家を購入した理由

そもそもおかしいのが、津に来る前にも何度も転勤しているにもかかわらずなぜマイホームを買ったのか、という話ですよ。

資金援助をしてくれたぼくの祖母に話を聞いたところ、だいたい600万円くらいは掛かってるとのこと。

ちなみに一括払いでお金を援助してくれたため、ローンはありません。

 

母親に聞いたところ、家を購入した理由は

おかん
帰れる拠点があるといいでしょ

とのことでした。

 

当時は

つちまる
まあ地元の友達と会いやすくなるしいいかな

くらいに思っていたしあの家があって良かったー、って思うのですが、どう考えてもコストが釣り合いません。

津の事業所が閉鎖してしまうのは想定外としても今後転勤になる可能性は読めたはずなのでこの点が未だに理解できないのです。

 

実家が空き家の時の使用状況

家族が静岡にいたのはだいたい5年間、つまり5年間もほぼ空き家の状態で建っていたのですが、その途中どう使われていたのか、振り返ります。

  • 長期休みにぼくや弟が津の友達と遊ぶための泊まり場(年に2-3回程度)
  • ぼくが東京での一人暮らしを辞めたときの家具・家電置き場(約2年間ほど)

うーん、倉庫としてしか活用できてない。

 

転勤族のつちまる家がとるべきだった選択肢

ここまで読んでいただいたとおり、「こうすればよかったんじゃないの??」という意見が聞こえてくると思います。

というか、うちの親はあまりにも無計画すぎます。

というわけで、大人になったぼくの立場から当時の両親はどうすべきだったのか、考えて見たいと思います。

 

最初から父親を静岡へ単身赴任させる

今父親は金沢で単身赴任をしてるわけですが、静岡に異動になった時から単身赴任をさせればよくないか?って思いました。

マイホーム買ったのに家族みんな静岡に行ってしまうことで何が面倒かというと、「地元どこ?」という質問の答えにすごい悩むんですよ。

「高校卒業までは津なんだけど今両親は静岡だし…」みたいな。

 

まあ東京にいた当時は津に帰るより静岡の方が全然近かったからそこはいいんだけど。

あとあえて言うなら静岡の家は家族が住んでるのに実家って感じが全くしないってところ。

 

不在の間に貸し出す

なぜこれをしなかったのか、母親に聞いたことがあります。

理由はいつ戻ってくるか分からないから、とのこと。

たしかに一度貸し出してしまったら借主側が退去の意思を示さない限りは追い出せませんから難しいところですよね。

 

そもそも家を買わない

結局のところ転勤族の場合はここに行きついてしまう話ですよ。

息子であるぼくが見ても、両親の家の購入プランは甘すぎでした。

転勤族は身軽に動けるように持つべきものは少なくすべきなんですよ。

 

 

まとめ。持ち家にすると家族離れ離れになるということ

まとめると、

  • 転勤で飛ばされて単身赴任という選択肢をとることになる
  • さらに単身赴任中に住んでるエリアの事業所が潰れてしまい、定年まで戻れなくなる可能性もある

ということからつちまる家は離れ離れになってしまいました。

 

賃貸の方がライフスタイルに合わせやすいから結婚してもぼくは家を買うということはないだろうなー。

当時は資金援助してくれた祖母がお金が持っていたので我が家では無縁だったけど35年ローンとかもあり得ないですからね。

これについては本当におばあちゃんありがとう、と言いたいです。

 

そんなわけでつちまる家は津の実家に帰って両親に出迎えられて、という暖かい光景はあと数年は見られません。