かつてはネットワークビジネスで160万円ほどの借金を背負っていました、つちまる(@tcdtkhs)です。
借金を返済するにあたって、恥ずかしいことにぼくは”債務整理”というものを知りませんでした。
親からの助力もあって返済するのに1年半で済んだのですが、これ知ってればもっと早い段階で完済できたのに( ;∀;)
合わせて読みたい160万円の借金を返済した時に実際にやった、欲求との向き合い方
というわけで今回は、債務整理のうちの一つである、任意整理についてメリット・デメリットをぼくの経験を踏まえて説明していきます。
この記事の目次
任意整理とは
任意整理というのは、返済に当たって今後掛かってくる金利をカットし、元金だけの返済に充てられるという、非常にありがたい仕組みなのです。
ご存知の通り、借金の返済には利子が付いて回ります。そしてその利子は元金の額によって決められます。
これだけならまだ計算も単純かつ返済の見通しもつきやすいのですが、厄介なのが借金はほぼ例外なく複利であること。
複利とは
元金によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方式であり、元金だけでなく利子にも次期の利子がつく。したがって、各期の利子が次第に増加していく。投資や借金などでは、雪だるま式に利子が増えていくことになる。
つまり、返しきれなかった借金の利子が(元金+利子)×利率で再計算されるのでどんどん膨れ上がってしまうのです。

もしぼくが任意整理の制度を利用していたら
ここからは、もしぼくが返済に当たって任意整理を利用していたらどうなるのか、計算してみました。
当時のぼくの状況
当時のぼくは、借金をしていた160万円のうち、60万円は親から借りて返済に当てました。
毎月6万円返済するという条件は付きましたが、ありがたいことに親からは無利子です。
なので実質は100万円返済することになります。
親からの毎月6万円が地味に重かったこともあり、カードローンの返済に充てられたのは月に4万円程度でした。
シミュレート結果
こちらのサイトより、借金返済のシミュレートをした結果がこちら

完済までにかかった総額128万円!
利子だけで28万円も持ってかれたという計算になりました。
ちなみに先述の「1年半で完済した」という話はどうなった?というくだりですが、
実際にはボーナスが入った時にはボーナス丸々返済につぎ込んだので、この都合でおそらくシミュレーションにあった3年近くから1年半にまで短く出来たのでしょう。
なので実際には利子で28万円は持ってかれてませんが、ボーナス払いまで計算してしまうと訳が分からなくなるのでこの部分は大目に見てほしいです。
ここで言いたいのは、要するに任意整理をかければ利子にかかる予定だった28万円をどぶに捨てることなく完済できた、そして親からの金銭的な援助なしでもどうにかできる、ということです。
ボーナス払いを除けば、月々4万円の支払いでも2年ちょいで完済できる計算ですしね。
任意整理のメリット・デメリット
任意整理のメリットまとめ
任意整理のメリットについては、もうすでに述べたとおりですね。
- 返済にかかる予定の利息がかからないので速やかに返済ができる
- 親などから援助してもらう必要が無くなる

速やかに返済できれば余分の利子を払わなくて済む、そしてそのお金を他のところにつぎ込めるという、非常に生産的な使い方ができるわけです。
任意整理のデメリット
速やかに返済が出来て返済額が減るという魅力的な制度ではありますが、デメリットもあります。
残念ながら魔法のようなものではないんですよね。
借金を5年以内に完済したとしても、期間が短くなるということは無い制度なので安易に使わない方がいいと思われます。
ぼくはこのデメリットを受け入れてでも借金という荷から解放されたかったのでもしあの時に戻れるなら迷わず行使しますね。
そもそも借金をするメリットなんてどこにも無いですし、カード作れないくらいなんてことないですからね。
任意整理を行使するべき人
何度も言いますが、任意整理は借金の利子を払う必要がない魔法の制度、というわけではないです。
ブラックリスト掲載という大きなデメリットが付きまといます。
そこでここではブラックリストに載ってでも任意整理を行使した方がいいという人について書いていきます。
100万円以上の借金がある人
100万円以上の借金がある人は使った方がいいでしょう。
ここまで額が大きくなるということは、利子も相当な額になるはず。
返しても返しても終わらない、という状況になるのは間違いないです。
ここは腹をくくって5年不自由を強いられてでも、任意整理を行使した方がいいでしょう。
定職には就いているが手取り収入が少ない人
定職に就いているけれども、収入が少ない人も任意整理を行使した方がいいかもしれません。
手取り収入が少ないと、月々の返済額も最低限しか返せませんよね。
ぼくが借金背負っていたときのピークだと、最低返済額の内訳は
元金2000円・利子13000円(合計15000円)でしたからね。
元金100万円のうちの2000円でしたから、焼け石に水状態でした。
生活レベルは落としたくないけど最低返済額できっちり返していきたい、という人も使った方がいいでしょうね。
おわりに
どうせ完済するなら速やかに安く、完済したいですよね。
本当に利子にお金持っていかれるとか自分にとってどこにもメリット無いですからね。
借金に悩んでるならまずは弁護士さんに相談したほうがいいです。
おしなり法律事務所
では匿名で相談ができるので、2chに書き込めるくらい気軽に相談が出来ちゃいます。